
直接取引を行う際にWISEを使えば手数料を節約できると聞きました。WISEの使い方について教えて下さい。

分かりました!この記事で詳しく解説しますね!
eBay輸出に慣れてきて直接取引にも挑戦してみたいと思っている方や、現在進行系で小規模ではあるが直接取引に挑戦しているという方はいらっしゃると思います。
そのような方は基本的はPayPalを利用して直接取引を行っていると思いますが、正直に言うとWISEを利用したほうが圧倒的に手元にお金が残ります。
ただ、WISEの利用方法が分からないという方もいらっしゃると思いますので、この記事ではWISEについて詳しく解説していければと思います。
【この記事をオススメしたい人】
・直接取引に興味がある
・直接取引で圧倒的に稼ぎたい
・WISEの利用を検討している
・WISEの利用方法について知りたい
WISEとは?
Wise(旧 TransferWise)は 2011 年にロンドンで創業したフィンテック企業で、「本当の為替レート(ミッドマーケットレート)+低額で透明な手数料」を掲げ、個人・法人向けに国際送金やマルチカレンシー口座などを提供しています。

バイヤーさんからお金を支払ってもらい、お金を受け取る際にWISEを利用することが多いです。
WISEの送金手数料
WISEの送金手数料は、送金額や通貨によって変わってきます。手数料を知りたい場合はこちらのホーム画面で実際に金額を入力することで算出が可能です。

また、下の決済会社との比較のページを見ても、WISEが圧倒的にオトクなのは一目で分かると思います。

WISEの受取手数料
100万円未満の送金なら、受取側の追加コストは基本ゼロになります。
Wise は 2024 年 10 月に全銀ネット(全国銀行データ通信システム)へ直接接続したため、海外での送金指示でも 日本国内の「通常振込」 として着金するからです。
ただし100 万円以上になると Wise→銀行が SWIFT 経由に切り替わり、銀行側が 1,500〜3,500 円程度の “被仕向送金手数料” を請求 する場合があります。

100万円を超えるのであれば送金を分割してもらうとよいですね!
WISEのメリット
手数料がWISEの一番のメリットになるのですが、他にもメリットがたくさんございますので紹介していきます。
Wise では 約80 か国・地域 に在住する個人/法人がアカウントを開設し、日本の銀行口座へ直接送金できます。
以下は Wise の公式ヘルプに記載されている “バランス(=入金・送金)が開ける国” を地域別に整理した一覧です
地域 | 対応国・地域(主なもの)* |
---|---|
欧州・EEA | アイルランド/イタリア/イギリス/イスle of Man/アンドラ/オーストリア/オランダ/ギリシャ/クロアチア/スイス/スウェーデン/スペイン/スロバキア/スロベニア/チェコ/デンマーク/ドイツ/ノルウェー/フィンランド/フランス(仏領含む)/ベルギー/ポルトガル/ポーランド/マルタ/モナコ/ラトビア/リトアニア/リヒテンシュタイン/ルクセンブルク/北マケドニア など |
北米・カリブ | アメリカ(※ネバダ州を除く)/カナダ/ケイマン諸島/グアドループ/グアム/セント・マーチン/セント・バルテルミー/セント・ピエール&ミクロン ほか |
中南米 | ブラジル(個人口座のみ)/チリ/コロンビア |
アジア太平洋 | 日本/オーストラリア/ニュージーランド/香港(ビジネスのみ)/シンガポール/韓国/台湾/タイ/フィリピン(個人のみ)/マレーシア(個人のみ)/インド(ビジネスのみ)/インドネシア(残高開設不可/送金のみ可)/中国(法人のみ)/マカオ |
中東 | イスラエル(個人のみ)/クウェート/カタール/サウジアラビア/バーレーン(個人のみ) |
アフリカ | 南アフリカ |
大洋州の海外領 | ブーベ島/マヨット/レユニオン など |
WISEの送金スピードはかなり速く、公式ホームページでも1営業日以内と記載してあります。
ただし、100 万円超を一括送金すると SWIFT 扱い(Wise がローカル振込ではなく国際電信送金ネットワークを使う状態)で 1–2 日遅くなる可能性があります。
Wise(ワイズ)で「日本円(JPY)受取」を指定すると、送金額に応じて次の 2 通りのルートで、登録した国内銀行口座へ自動で着金します。いずれのルートでも、ATM での受け取りや窓口手続きは不要です。
ですので、どちらのルートでも最終的には指定口座へ直接振込まれます

名義は「カ)ワイズペイメンツジャパン」などで表示されるのが一般的です。
WISEのデメリット
逆にWISEを利用するうえでのデメリットも存在します。それは、WISEはPayPalと異なり購入者保護制度がなく海外送金アプリという認識が大きいため敬遠されがちだということです。

自分も何度も断られています笑
ですので、WISEを利用してもらうためにもバイヤーさんとの信頼構築が大切になってきます。
直接取引をされている方はInstagram ハイライトに「取引の流れ」を動画で固定し透明性を強調するなど対策をうちましょう。
PayPalについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

WISEで送金を受け取る方法
それでは実際にWISEで送金を受け取る方法について順番に解説していければと思います。
STEP1:バイヤー側にWISEアカウントを開設してもらう
まずはバイヤー側にWISEのアカウントを作成してもらいましょう。

セラー側はアカウントを作成しなくてもお金を受け取ることが可能です。
バイヤーさんに「WISEのアカウントの作成方法が分からない」と言われれば以下のリンクを送るなどして対応しましょう。
STEP2:バイヤー側に自分の情報を伝える
バイヤーさんのWISEアカウントが開設できた、もしくはすでに持っている場合、次に行うことは自分の口座情報などをお伝えすることです。
以下の項目をバイヤーさんに送りましょう。
入力項目(日本語) | 入力項目(英語) | 記入例(日本語) | 記入例(英語) |
受取口座名義 | Full name of the account holder | 田中太郎 | TarouTanaka |
受取口座名義(カタカナ) | Full name of the account holder(Katakana) | タナカタロウ | タナカタロウ |
受取人電話番号 | Phone Number | +81-80-1234-5678 | +81-80-1234-5678 |
銀行名 | Bank Name | 三井住友銀行 | Sumitomo Mitsui Banking Corporation (SMBC) |
銀行コード | Bank Code | 0009 | 0009 |
支店名 | Branch Name | 熊谷支店 | Kumagaya |
支点コード | Branch Code | 038 | 038 |
口座種別 | Account Type | 普通 | (Futsuu) Savings/General |
口座番号 | Account Number | 1234567 | 1234567 |
SWIFT/BICコード | SWIFT/BIC | SMBCJPJT | SMBCJPJT |
郵便番号 | Postal Code | 360-0037 | 360-0037 |
国名 | Country | 日本 | Japan |
都道府県名 | Prefecture | 埼玉県 | Saitama |
市町村名 | City | 熊谷市 | Kumagaya |
番地名 | Street Address | 筑波1丁目 | 1Choume,Tsukuba |
建物名と部屋番号 | Address Line2 | 田中アパート2-3 | 2-3,TanakaApart |
実際にバイヤーさんに情報をお送りする際は以下のもの(田中太郎)を自分の情報に当てはめて送りましょう。
・Full name of the account holder → TarouTanaka
・Full name of the account holder(Katakana) → タナカタロウ
・Phone Number → +81-80-1234-5678
・Bank Name → Sumitomo Mitsui Banking Corporation (SMBC)
・Bank Code → 0009
・Branch Name → Kumagaya
・Branch Code → 038
・Account Type → (Futsuu) Savings/General
・Account Number → 1234567
・SWIFT/BIC → SMBCJPJT
・Postal Code → 360-0037
・Country → Japan
・Prefecture → Saitama
・City → Kumagaya
・Street Address → 1Choume, Tsukuba
・Address Line2 → 2-3, TanakaApart
SWIFT/BICコードは銀行によって異なります。「銀行名 + SWIFT/BICコード」で検索して調べましょう。
STEP3:バイヤーがお金を送金する
バイヤーさんは口座情報などを受け取ったら、お金を送金しなければいけません。
もしもバイヤーさんが送金する方法が分からないのであれば、以下のリンクをお送りして送金する方法を学んでいただきましょう。
最後に
いかがだったでしょうか?こちらの記事ではWISEについて詳しく解説させていただきました。
直接取引を行っている方はぜひWISEも決済手段の一つとして取り入れて、手元に残る利益をアップしていただければと思います。

バイヤーさんとの信頼構築が鍵です!