
eBayではリターンポリシーというものを設定する必要があると聞いたのですが、よく分かりません。教えて下さい!

分かりました!リターンポリシーはeBayのビジネスポリシーの内の1つです。こちらを設定することで商品の返品に対応することが可能になります。
eBay輸出をやっていくには最初に3つのビジネスポリシーを設定する必要があります。その中の1つがリターンポリシーです。この記事ではリターンポリシーについて深堀って解説していきますので、ぜひ最後までチェックして設定していただければと思います。
リターンポリシーとは?
リターンポリシーはeBayの返品に関するポリシーです。バイヤーが商品を返品したい時の対応方針をこのポリシーでは決めていきます。
リターンポリシーの主な内容としては、リターンリクエストの期限、返送料の負担者、 返品された商品に対する対応方法になります。

カンタンに設定できますので、解説していきます!
リターンポリシーの設定方法

それではリターンポリシーの設定方法を解説します。
STEP1:ビジネスポリシーを設定するサイトにアクセス
こちらからリターンポリシーを含む、ビジネスポリシーを設定するサイトにアクセスできます。アクセスしたら「opt in」をクリックしてください。

STEP2:次は「Create policy」をクリック

STEP3:「Create policy」はプルダウンになっているので、そちらの中の「Return」をクリック

STEP4:遷移したページでリターンポリシーを作成
まずは、ポリシー名と備考欄を埋めていきます。

①ポリシーの名前を入力…こちらは自分で管理する用の名前です。「30 Days Free return」など設定にちなんだ名前にしておくと分かりやすいです。
②追記事項…こちらはメモや備考欄です。自分は編集した日付を記入しています。例) 2025/01/01
次に返品を受け入れるかどうかの設定をしていきます。画像のようにDomestic returnsは「アメリカからの返品に関する設定」でInternational returnsは「アメリカ以外の国からの返品に関する設定」になります。
デフォルトですと「Accept returns」にチェックが入っていないので「No returns(返品を受け付けない)」という設定になっています。こちらをクリックすることで返品を受け付ける設定に変更することができます。

③アメリカからの返品に関する設定
④アメリカ以外の国からの返品に関する設定
「Accept returns」にチェックを入れると返品可能期間、返送料の支払いはどちらか?、返品の方法が出てきます。こちらで、自分に合う返品ポリシーを作っていきましょう。

・返品可能期間…14日、30日、60日から選択できます。
・返送料の支払いはどちらか?…バイヤーが払うのか、セラーが払うのかを選択できます。
・返品の方法…こちらは「Money back(返金)」を選択しましょう。
自分に合うリターンポリシーの設定が完了したら「Save」をクリックして保存します。

ちょっとどれを選べばいいのか分からないので、オススメの設定方法があれば教えて下さい!

承知しました!これからオススメの設定方法について解説していきますね!
おすすめのリターンポリシーの設定

それではオススメのリターンポリシーの設定について解説していきます!
自分のオススメの設定は、下の画像の通りです!


この設定だとあまりにもバイヤーに有利で返品されまくるような気がするのですが、大丈夫なのでしょうか?

確かにバイヤー有利な設定なのですが、セラーからしても良い面がございますので詳しく解説しますね!
上記のリターンポリシーをオススメする理由その①:フリーリターンが使用可能
まず上記のポリシーをおすすめする理由としてはフリーリターンが使えるという点です。こちらはeBayが設けているセラー保護の機能になっていまして、今回のように送料をセラー負担にしている場合、バイヤーから商品が返品される際に最初に商品を発送した状態と異なる場合に最大で50%の返金だけで済むというものになります。

新品商品の封が開けられて返品された場合などに補償を受けることが可能です。

もしもその補償を受けるとして、バイヤーさんは最大で50%の返金で納得してくれるのでしょうか?

残りの金額はeBayが負担してくれます!バイヤーさんからしても損はしないので安心してください!
フリーリターンについては、下の記事でもっと詳しく解説していますので、ぜひ確認してみてください!
上記のリターンポリシーをオススメする理由その②:バイヤーさんの安心感に繋がりCV(成約)しやすくなる
上記のリターンポリシーをオススメする理由としましては、バイヤーさんからしても返品が可能であるということで安心感に繋がり、商品が購入されやすくなるということです。
eBay Japanさんの記事によるとフリーリターンに設定を変えることで、バイヤーを引き付け、最大25%のコンバージョン率の上昇を図ることができたそうです。
【フリーリターンに設定することでコンバージョン率がどれだけ上がるのかを調べたデータ】
上記のリターンポリシーをオススメする理由その③:No Return(返品不可)にしても理由によっては返品が可能
実はリターンリクエスト(返品のリクエスト)には大きく分けて2種類あり、それがバイヤー都合の返品とセラー都合の返品です。
例えばですが、「間違えて注文してしまった」という理由の返品はバイヤーの責任ですのでバイヤー都合の返品にあたります。しかし、「商品の状態がが画像や記述と異なる」という理由の返品はセラーの責任ですのでセラー都合の返品にあたります。
このセラー都合の返品をバイヤーさんが選んだ場合は、No Return(返品不可)にしていたとしてもセラー側は対応しなければいけません。

バイヤー都合なのにわざとセラー都合の理由にするバイヤーさんもいそうですよね…

おっしゃる通りです!ですので、自分はNo returnにはせず基本的にはAccept returnにしています!
これら3つの理由から自分は最初に提示したリターンポリシーを組んでいます。eBay初心者の方は自分と同じような設定でよいと思います。とはいえ、取り扱うカテゴリによってはNo returnにした方が良かったりする場合もあると思いますので中級者以上の方、eBayに慣れてきた方は臨機応変に対応していっていただければと思います!
最後に
いかがだったでしょうか?自分で選択する項目があるので少し迷われた方もいらっしゃると思います。しかし、こちらも後から変更したり、ポリシーをいくつも作成することも可能ですので、初心者の方はとりあえず時間をかけずに、ぱぱっと作ってしまいましょう!
また、eBay初心者の方はリターンポリシーの他にも、ペイメントポリシーとシッピングポリシーというものを設定していく必要があります。
これらの設定方法に関しましても、今後記事にしていきますのでぜひチェックしていってくださいね!