
eBayで売れた商品をEMSで送りたいです。送料はいくらで、何を準備すればいいですか?

発送先・梱包後の重さ・補償を順番に確認しましょう。米国やEU向けは特別な条件があるので、ラベルを作る前の確認が大切です。
EMS(国際スピード郵便)は、日本郵便の追跡・損害賠償制度付きの海外発送サービスです。この記事では、eBay輸出で使うときの料金、サイズ、送り方、追跡、補償を初心者向けにまとめます。
情報確認日:2026年9月11日。米国向け販売品には関税等の事前支払いが必要な場合があります。また、EUの一部宛てはIOSS利用の国際郵便物を差し出せません。下の「米国・EU向けの注意点」と、発送日の日本郵便のお知らせを確認してください。
eBay輸出でEMSを使うメリットと注意点
EMSは日本郵便の国際郵便の中で最速のサービスです。追跡と補償を付けて送りたいときの候補になります。ただし、すべての商品・発送先で最安になるわけではありません。
| 確認すること | EMSの基本 |
|---|---|
| 重量 | 原則30kgまで。国・地域ごとの制限を確認 |
| 追跡 | 13桁のお問い合わせ番号で確認。海外の情報反映には差がある |
| 補償 | 損害要償額2万円まで追加料金なし。増額は差出時に申告 |
| 料金 | 発送先の地帯と梱包後の重量で決まる |
| 発送先 | 取扱国でも、商品や税関制度による条件がある |
参考:日本郵便:EMS。軽い商品なら国際エアパケット、高額品や急ぎの荷物ならクーリエも含めて比較しましょう。
EMSの料金表|500g・1kg・2kg・3kgの送料
下表は基本送料の抜粋です。単位は円。第3・第4地帯は特別追加料金を含みます。補償の増額料金、関税、Zonos利用料などは含みません。
| 梱包後の重さ | 第1地帯 | 第2地帯 | 第3地帯 | 第4地帯 | 第5地帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| 500gまで | 1,450 | 1,900 | 3,150 | 3,900 | 3,600 |
| 1kgまで | 2,200 | 3,150 | 4,400 | 5,300 | 5,100 |
| 2kgまで | 3,400 | 4,550 | 6,700 | 7,900 | 8,100 |
| 3kgまで | 4,400 | 5,750 | 8,800 | 10,300 | 11,100 |
第1地帯:中国・韓国・台湾/第2地帯:それ以外のアジア/第3地帯:オセアニア・カナダ・メキシコ・中近東・ヨーロッパ/第4地帯:米国(グアム等海外領土を含む)/第5地帯:中南米(メキシコを除く)・アフリカ。
出典:日本郵便:EMS料金表。料金表に地域が載っていても、現在その荷物を引き受けているとは限りません。

商品だけなら950gです。1kgの送料で計算して大丈夫ですか?

箱や緩衝材を入れると1kgを超えるかもしれません。必ず梱包後に量りましょう。送料の差額が、そのまま利益を減らしてしまいます。
出品前には「送料+梱包材+必要な追加補償+発送条件に応じた税金・手数料」を見積もります。まとめて差し出す場合などの割引は、公式ページのEMS割引サービスで適用条件を確認してください。
EMSのサイズ制限と配達日数
サイズ・重量の上限は国によって異なります。「30kg以内だから送れる」と判断せず、国別の大きさ・重量制限一覧を確認してください。長さだけでなく、長さと胴回りの合計に制限がある場合もあります。
箱の胴回りは、長い辺と直角になる断面の一周です。例えば長さ50cm・幅30cm・高さ20cmの箱なら、胴回りは(30+20)×2=100cm、長さとの合計は150cmです。縦・横・高さの3辺合計とは計算が違います。
配達日数は発送元・宛先・通関・航空便の状況で変わります。「アジアなら必ず2〜3日」などと約束せず、料金・お届け日数の検索で目安を調べましょう。eBayの発送までの作業日数(Handling time)も、自分が守れる設定にします。

画像は従来の検索画面例です。画面の配置が変わっている場合は、上記の公式ページから発送元・発送先・重量を入力してください。
EMSの補償はいくら?2万円を超える商品の注意点
EMSは損害要償額2万円まで追加料金なしで、2万円を超える場合は2万円ごとに50円で上限を引き上げられます。最高額は200万円です。高額品を送るときは、差出時に内容品価格に応じた損害要償額を申し出ます。
| 損害要償額 | 追加料金 |
|---|---|
| 2万円まで | 0円 |
| 4万円まで | 50円 |
| 6万円まで | 100円 |
| 10万円まで | 200円 |
| 20万円まで | 450円 |
例えば5万円の商品なら、6万円までの区分で追加100円です。ただし、設定した上限額が必ず満額支払われるわけではなく、条件に基づく実損額の賠償です。発送控え、販売額を示す記録、商品の状態・梱包写真を保存しましょう。出典:EMSの損害賠償制度。
eBayで売れた商品をEMSで送る手順
1.送り先・商品・税関の条件を確認する
最初に国・地域別の差出可否と国際郵便条件表を確認します。電池を含む商品、液体などは商品名だけで判断せず、国際郵便として送れないものも確認してください。
米国・EUは後述の条件を先にチェックします。送り状が作成できても、それだけで引受可能とは判断しないようにしましょう。
2.梱包して重さ・大きさを測る
商品を防水し、角や壊れやすい部分を保護します。箱の中で動かないよう緩衝材を入れ、封をする前に状態を撮影してください。最後に箱を含めて重さと寸法を測り、送料を確定します。EMS専用箱を使うこと自体が補償の条件になるわけではありません。商品の性質に合った十分な梱包を優先します。
3.電子データ付きのラベルを作成する
通常は国際郵便マイページサービスでラベルを作ります。米国向けでZonosの事前支払いが必要な荷物は、Zonos側でラベルを作成してください。別途マイページで作り直すと申告番号と追跡番号が連携されません。
| 入力・確認項目 | 初心者が間違えやすい点 |
|---|---|
| 宛先 | eBayの注文詳細と一致させる。購入後のメッセージだけで別住所に変更しない |
| 内容品の名称 | 実物が分かる英語で記入。単にGoodsなどで済ませない |
| 内容品種別 | 販売した物品を贈答品として申告しない。現行画面でネット販売品に該当する区分を選ぶ |
| 数量・価格・通貨 | 実際の取引に沿って入力。通貨や桁の間違いに注意 |
| 原産国・HSコード | 発送国と原産国を混同しない。商品に応じて確認 |
| 補償・税務情報 | 内容品価格、損害要償額、IOSS等の入力欄を混同しない |
HSコードの調べ方はeBay輸出のHSコード解説をご覧ください。ラベル作成を効率化したい場合はShip&coの使い方も参考になります。対応する配送方法・発送先を確認して使いましょう。
4.必要書類をそろえて差し出す
画面の案内と宛先国の条件に従い、ラベル、税関告知書、必要なインボイスなどを用意します。必要な枚数や署名は国・作成方法で異なるため、一律の枚数で決めないでください。詳しくは日本郵便:ラベルの作成方法で確認できます。
窓口で料金や補償を確認し、受領証を保管します。通常のEMSは集荷にも対応しますが、米国宛てなど指定郵便局の条件がある荷物は、通常と同じように差し出せると考えず、取扱局で確認してください。
5.eBayに追跡番号を登録して発送を確認する
注文に対応する配送業者・追跡番号をeBayへ登録します。ラベル発行だけで発送作業を終えず、郵便局での引受と追跡の反映まで確認しましょう。購入者にも発送したことを簡潔に伝えると安心につながります。
米国向けEMS|Zonos・関税・指定郵便局の注意点
2026年9月11日確認時点で、米国向けのeBay販売品は、内容品価格2,500米ドル以下なら関税等の事前支払いの対象です。100米ドル以下の販売品も対象なので、個人間の贈答品の免税条件と混同しないでください。
日本郵便が案内するZonos Prepay等で手続きを行い、対応するラベルを作成して指定郵便局へ差し出します。Zonosの利用料も送料とは別に確認してください。2,500米ドル超は事前支払いの扱いが異なるため、同じ手順を流用せず公式条件を確認します。また、内容品合計額20万円超の日本側の輸出申告は別の条件です。
公式手順・対象郵便局:日本郵便:米国宛て郵便物の差出条件とZonosの案内。関連解説:米国向け発送・DDPと関税の考え方。
EU向けEMS|IOSSの入力方法と現在の引受制限
2026年9月11日の日本郵便のお知らせでは、オーストリア、デンマーク、ドイツ、フィンランド、フランス、ベルギー、ポルトガル、ルクセンブルク、チェコ宛てのIOSS利用国際郵便物は差出不可です。EU全体のEMSが一律停止という意味ではありません。自分の注文が対象かを先に確認してください。
EUでは2026年7月から少額貨物の関税制度にも変更があります。「eBayでVATが徴収済みだから、関税も含めて何も確認しなくてよい」とは判断できません。最新の対象国・条件は日本郵便:EUの免税措置変更とIOSS郵便物の送達条件で確認します。
引受可能な注文でIOSSを使用する場合は、eBayの注文詳細で示された番号を確認し、国際郵便マイページの「差出人参照番号」欄から電子データとして送信します。IOSS番号はラベルに印字されない仕様です。入力を忘れた場合も、紙への手書き追記では電子データを修正できません。ラベルを再作成してください。
固定番号をブログからコピーせず、注文に対応する番号を使用します。英国はEUのIOSSと別制度です。参考:日本郵便:IOSS制度を利用した発送手順。
EMSの追跡が止まった・届かないときの対応
まず日本郵便の追跡サービスで13桁の番号を確認します。海外の情報反映に時間がかかる場合もあり、表示が止まっただけで紛失とは断定できません。宛先国の郵便事業者の追跡も照合し、長く動かない場合は差し出した郵便局に調査を相談します。
eBayで未着の申し立てが開かれている場合は、郵便局への調査依頼と並行してeBay側の期限内に対応します。詳細は追跡が更新されないときの確認手順とItem not receivedへの対応で解説しています。
EMSの補償とeBayの署名要件は別に確認する
「補償を増額したからeBayの高額取引条件も満たす」とは限りません。eBay.comでは、商品代金・送料・税を含む注文総額750米ドル以上の取引で、保護を受けるための署名確認が必要となる場合があります。販売サイトの基準と、発送先で得られる配達・署名証明を確認しましょう。750米ドル以上の署名確認とEMSの注意点に詳しくまとめています。
EMSと国際エアパケット・クーリエの使い分け
| 発送方法 | 比較したい場面 | 確認点 |
|---|---|---|
| EMS | 追跡・補償を付けた郵便発送 | 送料、補償額、宛先の引受条件 |
| 国際エアパケット | 2kg以下の軽い商品 | 補償なし。サイズ・追跡・配送条件を確認 |
| DHL・FedExなど | 急ぎの荷物や高額品など | 実際の見積額、容積重量、追加料金、署名サービス |
国際eパケットライトは、2026年6月から国際エアパケットに名称変更されています。比較は国際エアパケットの料金と送り方をご覧ください。クーリエを使う場合はeLogiやCPaSSの解説も参考になります。
EMSがいつも安い、クーリエは初心者には使えない、と決めつける必要はありません。実際の荷物で、到着の目安と追加費用まで比較して選びましょう。
EMS発送でよくある質問
手書きラベルだけでeBayの商品を送れますか?
物品の発送は通関電子データを送る必要があります。通常は国際郵便マイページなどの対応手段で作成し、米国向けの対象荷物はZonosの案内に従います。
送料を抑えるために価格を低く書いてもよいですか?
内容品価格を実際より低くしたり、販売品をGiftに変えたりしないでください。送料はまず梱包の重量・大きさや発送方法を見直し、正確な申告を前提に比較します。
EMSなら高額商品も安心して送れますか?
価格に合った補償、商品の引受条件、梱包、eBayの署名要件をそれぞれ確認します。ひとつの条件を満たしただけで、すべての損失に対応できるわけではありません。
発送前の最終チェック
①発送先で引受可能か → ②梱包後の重量・送料 → ③補償と署名 → ④正確な通関データ → ⑤必要書類 → ⑥差出後の追跡登録の順に確認すれば、確認漏れを減らせます。

まず送料を調べるだけでなく、送り先ごとの条件も確認すればいいんですね!

その通りです。最初は一件ずつ確認して、発送控えや梱包写真も残していきましょう。慣れてきたら、自分用のチェックリストにすると楽になります。
eBay輸出の進め方を継続して学びたい方は、シュンの公式LINEもご活用ください。


[…] 送料の安さだけで決めず、EMSの料金・送り方やCPaSSの使い方も比較してください。CPaSSは配送サービスを利用するためのプラットフォームなので、選んだ配送サービスごとの条件を確認し […]
[…] 発送全体の流れはEMSの料金・送り方、軽量商品の比較は国際エアパケットの料金・送り方で確認できます。 […]