この記事は2026年9月13日に公式情報と表示画面を確認して更新しています。画面の配置や利用できる機能は、登録状況・地域・言語によって異なります。

米国の購入者から返品したいと言われました。日本から返品ラベルを用意できますか?

選択肢の1つがZipXです。米国内の倉庫を経由して日本へ返送する仕組みなので、2つの配送とeBayの返金期限を分けて管理しましょう。
ZipXは、海外の購入者から商品を現地倉庫で受け取り、日本へ返送する際に利用できるサービスです。この記事では、米国からの返品を例に、登録・現地ラベル・購入者への案内・国際返送の流れを整理します。

ZipXでできること・先に確認したいこと
日本郵便の公式ページでも、ZipXは越境EC事業者向けの海外返品配送サービスとして紹介されています。海外倉庫を経由した返送や同梱などの選択肢があるため、自分で海外の配送契約を持っていない場合にも検討できます。
ただし、国によって現地ラベルの提供方法や倉庫までの配送手配が異なります。以下の米国向け手順を、他国の返品へそのまま当てはめないでください。取り扱う商品・サイズ・重量・危険物の有無、倉庫で必要な検品、保管条件は利用前に確認します。
| 向いているか確認する場面 | 先に調べること |
|---|---|
| 米国の購入者へ返品ラベルを渡したい | その荷物で現地ラベルを発行できるか |
| 複数の返品をまとめて日本へ戻したい | 同梱・保管・費用・返金期限への影響 |
| 高額品・破損品・すり替えが心配な商品 | 倉庫で可能な撮影・検品と対応日数 |
| 電池・液体などを含む商品 | 現地便と日本への国際便の両方で引受可能か |
最初にeBayの返品画面で確認すること
ラベルを作る前に、返品理由・送料の負担者・対応期限・返送先をeBayの返品リクエスト画面で確認します。購入者都合か説明と異なる商品かによって取り扱いが変わるため、すべての返品で同じ対応になるとは限りません。
返品手続きそのものがまだ分からない場合は、eBayのリターンリクエスト対応から確認してください。利用する返送先をeBay上でも適切に設定・案内し、購入者へラベルを送るだけでケースへの対応が完了したと思わないことが大切です。
ZipXに登録し、受取先を確認する
ZipXのログイン画面を開き、アカウントがない場合はNew here? Sign upから登録へ進みます。画面に従い、自分の連絡先・日本で受け取る住所など必要な情報を登録し、案内がある認証を完了させます。
登録後はアカウント情報と配送先住所を確認してください。現地倉庫住所や自分の識別番号は、ログインした自分の画面で取得したものを使います。ブログやPDFに掲載された見本の住所・アカウント番号を、そのまま自分のラベルに転記しないでください。
登録できることと、その商品の返品を取り扱えることは別です。初回は商品の種類・出発国・梱包後の重量とサイズを伝え、現地ラベルと日本への返送の両方を利用できるか確認すると、その後の入力がスムーズです。
米国内の返品ラベルを作る手順
次の画像はZipX公式「FedExスマートポスト返送ラベル作成ガイド」の入力部分を抜粋したものです。2019年作成の資料で、現在の画面を撮影したものではありません。基本的な入力の考え方を説明するために掲載しており、表示名・料金・受付方法は利用時の画面と案内を優先してください。

出典:ZipX公式:FedExスマートポスト返送ラベル作成ガイド(PDF)
1.A:米国内ラベルの印刷を開く
ログイン後、米国内の返品ラベルを作る項目を開きます。公式資料では「米国内ラベルの印刷」と表示されています。日本へ直接送る国際ラベルとは違うため、出発地・目的地を確認してから進みます。
2.B:差出人には米国の購入者情報を入力
差出人は、実際に荷物を発送する米国の購入者です。名前・電話番号・住所・市・州・郵便番号などを、返送する場所に合わせて入力します。日本にいる自分の住所を差出人欄へ入れないようにしてください。会社名など必須欄の扱いが分からなければ、架空の情報を入れずZipXへ確認します。
3.C・D:内容品、価額、梱包後の重量とサイズ
内容品情報を追加し、品名・価額・重量・縦横高さなど、画面の項目を埋めます。重量と寸法は商品単体ではなく、返送に使う箱や緩衝材を含めた数値です。単位がkg・cmなのか、別の単位なのかも必ず確認します。
購入者が元の箱を使わない場合、発送時の重量やサイズと変わることがあります。必要に応じて測り直してもらいましょう。複数の商品が入る場合は内容品ごとに登録し、返送だから価額を0にする・安く書くといった処理はしません。
4.E:発行前に確認し、PDFを保存
名前・住所・郵便番号・品名・重量・寸法・サービス・費用条件を見直し、ラベルを発行します。公式資料では「ラベルを印刷する」からPDFを作成する流れです。発行後は追跡番号と、どの返品注文のラベルかを記録します。
ラベルの作成やキャンセルに料金が発生する場合があります。誤入力に気づいたときは、PDFの住所やバーコードを画像編集で書き換えず、発行元の訂正・取消手順で対応してください。
購入者にラベルを送り、差出方法を案内
eBayの返品手続きで案内されるラベル提供方法に従って、購入者にPDFを渡します。印刷サイズ・持込先・集荷の可否は、発行されたラベルと配送サービスの案内に合わせて伝えてください。旧資料のSmartPostは現在FedEx Ground Economyという名称で案内されており、古い名称だけで窓口や集荷費用を決めつけないようにします。
出典:FedEx公式:FedEx Ground Economy(旧SmartPost)
英文例
I have provided the return label for this order. Please pack the item securely, remove or cover any old shipping labels, and attach the new label so the barcode is clearly visible. Please follow the drop-off instructions for this label and keep the receipt with the tracking number. This label is for our return warehouse in the United States.
日本語の意味
この注文の返品ラベルを用意しました。商品をしっかり梱包し、古い配送ラベルを取り除くか覆い、新しいラベルのバーコードがはっきり見えるように貼ってください。このラベルの持込案内に従い、追跡番号のある控えを保管してください。返送先は米国内の返品用倉庫です。
これはラベル提供後に送る例文です。提供前に「送りました」と伝えないようにしてください。また、購入者の発送期限は実際の返品画面の期限を確認して案内します。
ZipX倉庫に到着したら、日本への返送を進める
- 米国内の追跡で配達状況を確認し、ZipX側でも自分の荷物として入庫登録されたか確認する。
- 入庫内容、荷物番号、重量・サイズ、同梱や保管など希望する対応を確認する。
- 国際返送の請求内容・受取先・必要書類を確認し、指定された支払い・発送指示を行う。
- 日本向けの追跡番号を記録し、通関で追加確認が来たら期限内に資料を提出する。
- 日本で受け取ったら、開封前から写真を残し、商品と付属品の状態を確認する。
「米国内で配達済み」と「日本に届いた」は別の状態です。注文番号・米国内追跡番号・ZipX荷物番号・日本向け追跡番号を1行にまとめておくと、問い合わせ先を間違えにくくなります。
ZipXの料金はいくら?合計を確認する方法

返送料は「購入者から現地倉庫まで」と「現地倉庫から日本まで」を合計して確認します。古い料金表だけを根拠に「最低6,000円」などと固定額で考えないでください。公開資料の中には更新時期が古いものがあるため、この記事では未確認の現行運賃を掲載していません。
| 費用・条件 | 見積もりで伝える情報 |
|---|---|
| 米国内の配送 | 購入者の郵便番号、梱包後の重量と3辺 |
| 日本への国際返送 | 出発倉庫、日本の配送先、内容品、重量と3辺 |
| 追加費用 | 保管・同梱・検品・撮影・追加作業などの希望 |
| 税・通関関連 | 返品であること、元の輸出記録、商品の価額と識別情報 |
国際配送では実重量だけでなく容積重量も関係します。軽くても大きな箱なら高くなることがあるため、3辺の長さも用意しましょう。日本郵便の紹介ページには30日間の無料保管の案内がありますが、利用条件や超過時の料金は自分の契約・対象倉庫について確認してください。
安価な商品の場合は、返送料と再販売できる価値を比較します。返品不要の返金などを検討する場合も、eBayのルールと購入者との合意に沿って進め、勝手に処分やケース終了を求めないようにしましょう。
重要:日本に届くまで返金を待てるとは限らない

商品を日本で確認してから返金すればいいですよね?

そこは注意です。返品先として案内した倉庫に配達されると、日本への転送中でもeBayの返金期限が進む可能性があります。必ずケース画面の期限を見てください。
eBayの返品では、返送品を受け取った後の返金期限が定められています。一般的な案内では受領後2営業日以内の返金が求められますが、実際の案件ではeBay画面に表示された期限を優先して確認します。国際転送の日数を理由に、自分の判断で期限を延ばすことはできません。
高額品や状態確認が重要な商品は、倉庫で期限内に撮影・検品できるか、別の返送方法を使う方がよいかをラベル発行前に検討しましょう。ZipXを使っただけで部分返金が一律に禁止されるわけではありませんが、減額を認められる資格・条件・証拠と、返金期限を満たす必要があります。
返品時の減額を当然の権利として見込まず、フリーリターンの条件と注意点や返金手順を確認してください。
出典:eBay公式:Money Back Guarantee policy
返品なら日本への再輸入は免税になる?
「Return item」と書けば、自動で関税・消費税が免除されるわけではありません。再輸入免税には、輸出した物品と同一であること、輸出時から性質・形状が変わっていないことなどの要件と、確認資料が必要です。税の種類や元の輸出時の取り扱いにより、免税にならない場合もあります。
元の輸出許可書や申告資料、インボイス、注文記録、シリアル番号や写真などをそろえ、通関を扱う事業者・税関に相談します。破損や修理を伴う返品なども、状況を正確に説明してください。
迷ったら、まず1つずつ確認しましょう
まず返品画面の期限を確認し、購入者の返送元・箱のサイズ・重量をそろえて、ZipXで利用可否と総額を確認しましょう。
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