
Service metricsがHighになっています。評価が悪いという意味ですか?

似た条件のセラーと比べて、未着申請や説明相違の返品が多いかを見る指標です。フィードバックやセラーレベルとは別なので、まず何が増えたのかを確認しましょう。
eBayのサービスメトリクス(Service metrics)は、商品未着と説明相違の申請状況を、似た販売条件のセラーと比較する仕組みです。この記事ではeBay.comの公式案内を中心に、画面の見方、Very Highの影響、初心者ができる改善方法を整理します。確認日:2026年9月12日。
サービスメトリクス・セラーレベル・フィードバックの違い
| 仕組み | 主に見るもの |
|---|---|
| サービスメトリクス | INR(商品未着)・INAD(説明相違の返品)の申請と、類似セラーとの比較 |
| セラーレベル | 取引不備などの販売基準。Above Standard・Below Standard・Top Ratedなど |
| フィードバック | 購入者等が残す評価とコメント |
「ポジティブ評価が多いからサービスメトリクスも良い」とは限りません。逆に、未着が1件起きたから直ちにBelow Standardになるわけでもありません。セラーレベルの条件と確認方法は別の記事で確認できます。
評価対象はINADとINRの2種類
INAD:説明と違うという理由での返品依頼
Item not as describedは、説明と異なる・動作不良・欠品・違う商品・到着時の破損など、商品側の問題を理由にした返品依頼です。単なる購入者都合の返品とは分けて考えます。カテゴリーごとに、商品の状態や価格、返品条件等が近いセラーと比較されます。
INR:商品未着の申請
Item not receivedは、購入者が商品を受け取れていないと申請した取引です。配送先や予定日数などが比較に関係します。公式ではDomestic、International – Matured region、International – Emerging regionという配送区分が案内されています。実際に表示される区分を確認してください。
すぐ解決した申請も原則として集計されます。「返金した」「購入者と和解した」だけで、サービスメトリクスから自動的に消えるとは考えないようにしましょう。
出典:eBay:Service metrics policy
サービスメトリクスの確認方法と画面の見方

Seller HubのPerformance → Service metricsを開きます。見つからない場合は公式のService metricsダッシュボードへ進んでください。
- eBay.comなどの販売サイトを確認する
- Item not as described/Item not receivedを切り替える
- カテゴリーまたは配送区分と評価期間を選ぶ
- 自分の件数・率、Peers(比較対象)の水準、現在の評価を読む
- 次回評価の見込みと、原因になった取引を確認する

INADでは、どのカテゴリーに返品が集まっているかを見ます。例えば「動かない」が続く商品なら、動作確認の範囲や説明文を見直せます。複数カテゴリーを扱う場合、1つの良い評価だけで全体を判断しないでください。

INRでは、同じ配送先や発送方法に未着が偏っていないかを見ます。「追跡番号は登録したが受付スキャンが付いていない」「到着予定日を短く設定し過ぎている」といった運用面から確認すると、改善点を探しやすくなります。
Low・Average・High・Very Highはどう読む?
| 表示 | 読み方 |
|---|---|
| Low | 比較対象より申請の発生が少ない水準 |
| Average | 比較対象と同程度の水準 |
| High | 比較対象より発生が多い水準 |
| Very High | 比較対象より大幅に多い水準。適用条件を満たすと制限の対象 |
単純に「何%なら全セラー共通でVery High」という基準ではありません。比較対象と件数に加えて、少数取引への配慮もあります。データが少ない場合は、一部の指標が表示されないこともあります。
Very Highの追加手数料とその他の影響
eBay.comでは、INADが毎月20日の評価でVery Highになったカテゴリーの売上について、翌暦月に落札手数料への5%の追加料率が適用される場合があります。通常の手数料額を1.05倍するという意味ではありません。販売サイトごとの手数料ページと適用通知を確認しましょう。
出典:eBay:Selling fees(追加の落札手数料)
INRのVery Highでは、該当配送区分の到着予定日延長や入金保留などの措置が取られる場合があります。また、返品された商品が使用・損傷されていた場合の返金額控除が利用できなくなることもあります。

Very Highと出たら、少ない件数でも必ず追加料金になりますか?

表示だけでは判断できません。少数の申請に対する保護条件と、実際の適用通知を確認してください。
公式には、High/Very Highでも発生率1%未満ならAverageへ調整する仕組みや、Very Highによる影響には少なくとも10件・異なる購入者10人が必要という条件があります。評価期間変更時の配慮やセラー保護もあるため、画面の評価と請求明細を合わせて確認します。
評価期間と、数字がすぐ下がらない理由
評価は毎月20日に行われます。公式の説明では、直近3か月の取引が400件を超える場合は3か月、400件未満の場合は12か月が評価対象です。ちょうど400件などの境界は、ダッシュボードの実際の対象期間を確認してください。
改善しても対象期間内の過去の申請は残ります。評価期間を短くするために無理な薄利販売で取引数を増やすことは、おすすめしません。新たな未着や返品が増えれば、かえって管理が難しくなります。
初心者が取り組む改善策

| 増えている理由 | 最初に見直すこと |
|---|---|
| 説明と写真が違う | 実物写真、傷の位置、サイズ、言語・版、付属品の記載 |
| 動かない・欠品 | 発送前の動作確認と同梱品チェック |
| 配送中の破損 | 商品が箱内で動かない梱包と緩衝材 |
| 未着 | 引渡し日、配送会社、追跡登録、受付・配達スキャン |
| 誤った申請が疑われる | 取引記録と根拠を整理し、eBayへ報告 |
商品説明は商品説明文の作り方、追跡は追跡と補償の違い、返品の期限は返品リクエストの対応手順へつなげて確認できます。
よくある質問
購入者に申請を閉じてもらえば消えますか?
解決済みになったことと、集計から除外されることは別です。申請を閉じることを返金の条件にせず、通常の対応期限を守りましょう。
不正な購入者の申請を削除してもらえますか?
eBayが購入者のポリシー違反を確認した場合など、自動セラー保護の対象になれば除外されることがあります。通報だけで削除は確定しません。根拠がある場合は購入者の報告方法を確認してください。
ダッシュボードに数字が出ません
計算に必要なデータが不足していることがあります。表示されないことをLowや問題なしという評価に置き換えず、発送・返品の管理を続けましょう。
まずは原因の取引を1件確認しよう
週1回と毎月20日前後にダッシュボードを確認し、原因になった注文から改善点を1つ決めます。割合だけを追うより、検品・商品説明・発送の改善を積み重ねることが、再発防止につながります。
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[…] バイヤーに一部返金を受け入れるよう強く求めたり、評価変更を条件に返金を提案したりせず、商品に起きた問題と解決方法を話し合いましょう。参考:eBay公式:評価の操作に関するポリシー。指標の概要はサービスメトリクスの解説でも確認できます。 […]
[…] 一方、1件の申告だけで必ずBelow Standardになる、必ず到着予定日が延びるという仕組みでもありません。取引状況や同様のセラーとの比較、適用される保護条件によって評価されます。出典:eBay公式:Service metrics policy。確認方法はサービスメトリクスの見方も参照してください。 […]
[…] はい。消したい記録の種類によって入口が違います。低評価ならフィードバックの対処、未着・説明相違の指標ならサービスメトリクスを分けて確認しましょう。 […]