
eBayの広告を使ってみたいです。売れたときだけ料金がかかるんですよね?

GeneralとPriorityで仕組みが違います。Priorityはクリックでも費用がかかるので、設定前に確認しましょう。Generalも2026年に課金条件が変わっています。
Promoted Listingsは、eBayの商品を広告枠で表示するための機能です。この記事は、日本から主にeBay.comへ出品するセラー向けに、広告の違い、設定、費用、停止までをまとめています。広告を使っても、必ず売れる・必ず上位表示されるわけではありません。
確認日:2026年9月12日。操作画像は旧記事の実画面を活用しています。現在の名称・課金条件は本文の公式情報を確認してください。
GeneralとPriorityの違いを比較

| 項目 | General | Priority |
|---|---|---|
| 旧名称の目安 | Promoted Listings Standard | Promoted Listings Advanced |
| 課金 | 所定の条件を満たして売れたとき | 広告がクリックされたとき |
| 主な費用設定 | 売上に対する広告料率 | 予算・入札など |
| 注意点 | 購入者本人が広告をクリックしていなくても課金対象になり得る | 売れなくても広告費が発生する |
利用できる商品や機能は出品サイト・アカウント・カテゴリで異なります。Generalではセラーレベルや活動実績などの利用条件があります。広告の選択欄に表示される対象商品と条件を確認してください。出典:eBay公式:General、Priority。
2026年の重要変更|Generalの課金条件

eBay.com・eBay.ca・cafr.eBay.caでは、2026年1月13日から、誰かが商品の広告をクリックしてから30日以内に、その商品を誰かが購入すると広告売上として扱われ得る条件になりました。購入した本人のクリックに限りません。
商品がクリック時と販売時の両方で広告対象であることが条件で、料率は販売時点のものを使用します。「買った人は広告を見ていないから広告費は0」とは判断できません。また、検索結果の最初の広告枠はPriorityの対象となり、Generalでは対象外になりました。
出典:eBay公式:2026年1月のPromoted Listings変更。他の出品サイトでは適用条件が異なる場合があります。
広告料率は何%がいい?利益から上限を決める
全商品に共通する正解の料率はありません。推奨料率をそのまま採用する前に、仕入れ・送料・通常手数料を引いた利益から、広告に使える額を決めましょう。Generalの公式案内では料率は2〜100%ですが、高い料率が利益につながるとは限りません。
General広告費=計算対象の売上額×広告料率です。対象額には商品代金だけでなく、送料・税金なども含まれます。税を自分の利益として数えない一方で、広告費の計算対象になる点に注意してください。
| 計算例(すべて仮定) | 金額 |
|---|---|
| 商品価格 | 100ドル |
| 購入者負担の送料 | 20ドル |
| 税金 | 10ドル |
| 広告費の計算対象額 | 130ドル |
| 広告料率5%の広告費 | 6.50ドル |
仮に広告費を引く前の利益が18ドルなら、6.50ドルの広告費を引いた利益は11.50ドルです。最低12ドル残したいなら、広告に使える額は6ドル、料率の上限目安は6÷130×100=約4.6%になります。実際には値引き・送料変更・為替も含めて計算してください。
この例は推奨料率ではありません。広告費の計算対象はeBay公式の費用説明で確認できます。
Generalの設定方法|まず少数の商品で開始
STEP1:Advertisingからキャンペーンを作成
Seller Hub → Advertising → Create new campaignへ進みます。Promote your listingsを選び、課金方式はGeneralを選択します。Priorityを選ぶとクリック課金になるため、選択内容を読み直してください。

STEP2:対象商品を選ぶ
最初は、利益を計算できている少数の商品を選びましょう。ルールで自動追加する設定は便利ですが、あとから追加された商品まで意図せず広告対象になる可能性があります。対象範囲を確認してください。
STEP3:FixedとDynamicを区別して料率を設定
| 設定 | 考え方 |
|---|---|
| Fixed ad rate | 自分で指定した料率を使う。初めての比較がしやすい |
| Dynamic ad rate | 推奨料率に応じて変わる。固定費率と思い込まない |
管理しやすさを重視するなら、まず固定料率で対象を絞る方法があります。Dynamicを使う場合は、適用される料率と利用できる上限設定を確認します。簡易出品画面などでは使える設定が異なる場合があります。
STEP4:名前・期間・内容を確認して開始
キャンペーン名に対象商品や目的を入れると後から比較しやすくなります。対象、料率方式、開始・終了日時を確認し、開始後は管理画面でActiveなどの状態を確認してください。手順の出典:eBay公式:Generalの作成方法。
Priorityを使う場合の設定と予算の注意

Priorityでは、対象商品に加えて、ターゲティングや入札、Target daily budgetなどを設定します。Smartは自動化、Manualはキーワードなどの細かい管理に向きますが、利用できる項目は画面で確認してください。
Target daily budgetは、毎日その金額で必ず止まる上限ではありません。公式案内では月単位で配分を調整し、通常は1日で目標額の最大2倍、月では30.4倍が基準になります。途中の予算変更などで扱いが変わるため、表示条件を確認します。
例えば目標10ドルなら、単日20ドルになる可能性があります。短期間で止める予定でも「10ドル×日数しか使わない」と決めつけないでください。出典:eBay公式:Priorityの予算、月単位の予算配分の案内。
広告の停止・料率変更と請求の確認方法
- Advertisingのキャンペーン一覧で、対象キャンペーンを開く。
- 料率・予算を変更するのか、対象商品を外すのか、キャンペーンを終了するのか選ぶ。
- Generalを商品単位で外す場合は、My eBayのActiveでEdit promoted listing→Stop、またはSeller HubのActiveで広告設定を編集する。
- 保存後、対象商品・キャンペーンの状態が意図したものになっているか確認する。
- Paymentsの明細と広告レポートで費用を確認する。
停止操作で、すでに発生した広告費が消えるわけではありません。ほかのキャンペーンで同じ商品を広告対象にしていないかも確認します。新条件のGeneralは販売時に広告対象であることも要件ですが、対象サイト・適用条件と個別の明細を照合してください。
広告を出しても売れないときの確認項目
| 状態 | 先に確認すること |
|---|---|
| 表示されない・少ない | 対象商品の適格性、キャンペーン状態、検索との関連性 |
| 表示されるがクリックされない | 1枚目の写真、タイトル、価格、送料 |
| クリックされるが売れない | 商品状態、付属品、配送条件、他の商品との比較 |
| 売れるが利益が残らない | 広告費、割引、実送料、通常手数料 |
広告レポートの売上は、広告がなければ絶対に発生しなかった売上とは限りません。クリック数だけで判断せず、商品ごとの利益を確認しましょう。価格を下げながら広告料率も上げるなど、一度に多くを変えると原因を判断しにくくなります。
Promoted Listingsのよくある質問
広告は必ず使ったほうがいいですか?
必須ではありません。需要、写真、価格、送料などを整えてから検討します。Product Researchの使い方で需要を確認し、利益が残る商品に絞りましょう。
クーポンと一緒に使っても大丈夫ですか?
値引き後の利益から広告費も引いて判断してください。eBayクーポンの設定方法も確認し、割引と広告費が重なって赤字にならないようにします。
まずは「売上」より「広告費を引いた利益」で判断しよう
最初は対象と料率を絞り、設定を記録して運用します。取引後の信頼づくりは評価の基本、出品内容の権利確認はVeRO対策もあわせて確認してください。

