
eBayでクーポンを発行してみたいです。何%引きにすれば売れますか?

まずは、値引きしても利益が残る商品と金額を決めましょう。クーポンは便利ですが、割引率を上げるだけで売れるとは限りません。作り方から順番に説明しますね。
eBayのCoded coupons(クーポン)は、自分で作ったコードを使って、対象商品の購入時に割引を適用する機能です。リピート購入のきっかけを作ったり、対象商品を絞って販売促進したりできます。
この記事は日本からeBay.comで販売するセラー向けです。買い物用の最新クーポンコードを配布する記事ではありません。発行条件、設定項目、他の割引との併用、使えない場合の確認までまとめました。
確認日:2026年9月12日。公式情報をもとに更新しています。操作画像は旧記事のeBay公式解説画像を活用し、現在の名称を本文に補っています。
eBayクーポンとは?利用条件と費用
eBay公式では、ストア契約者がSeller Hubからクーポンを作成できると案内されています。対象は基本的にBuy It Nowの固定価格出品です。クーポンを探す前に、ストア契約と対象商品の形式を確認しましょう。
クーポンの利用1回ごとの発行手数料はありませんが、値引きする金額はセラーの負担です。ストア月額料金や通常の販売手数料も別に考えます。出典:eBay公式:Discounts Manager/eBay公式:Coded coupons。
ストアをまだ契約していない方は、ストアの料金・登録方法を先に確認してください。クーポンを使うためだけに契約する場合は、月額料金も回収できるかを考えます。
PublicとPrivateの違い|非公開でも本人限定ではない
| 種類 | 表示・配り方 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Public coupon | eBayの検索結果や商品ページなどに表示 | 対象商品を広く見てもらいたい |
| Private coupon | eBay上で一般公開せず、印刷や指定した経路で配布 | 購入者へのお礼やリピーター向けの案内 |
Privateは「指定した1人以外は絶対に使えない」という意味ではありません。コードを知った別の人も条件を満たせば使えるため、予算・回数・対象商品を設定します。第三者に使われても困らない内容にしましょう。
eBayの外で配布する場合も、対象商品・最低購入額・最大割引額・有効期限などの条件を明記します。出典:eBay公式:クーポンの公開・配布方法。
クーポンを発行する前に決める4項目

- 目的:新規購入を増やすのか、再購入してもらうのか。
- 対象:利益に余裕のある商品、在庫を整理したい商品などに絞る。
- 割引:送料・手数料・広告費を引いた後にも利益が残る金額にする。
- 期間と予算:開始・終了日時、最大割引額、1人あたりの回数、総予算を決める。

全商品を一律10%引きにすれば、設定は簡単ですよね?

薄利の商品まで値引きされることがあります。最初は少数の商品で試すほうが、利益と効果を確認しやすいですよ。
eBayクーポンの作り方【画像付き】
STEP1:MarketingからDiscountsを開く
Seller Hub → Marketing → Discounts → Create a discount → Couponへ進みます。旧画面では「Promotions」「Create a promotion」と表示されていました。下の画像は旧名称ですが、クーポン作成の入口を示しています。

STEP2:コード・管理名・公開範囲を設定する
購入者が入力するCoupon codeと、自分が管理するためのキャンペーン名を区別します。使える文字や長さ、コードの重複は入力欄の条件を確認してください。その後、Public/Privateを選びます。

STEP3:割引額・利用制限・予算を設定する
%引き、金額引き、複数購入の条件などから目的に合う割引を選びます。最低購入額も使い、単価の低い商品に大きな割引がかからないようにしましょう。

| 項目 | 意味 | 確認すること |
|---|---|---|
| Maximum savings | 購入者が受けられる割引の上限 | 高額商品を買われても赤字にならないか |
| Maximum redemptions | 1人の購入者が使える回数 | キャンペーン全体の回数とは区別する |
| Set a budget | キャンペーン全体の割引予算 | 多数の購入者が利用した場合の負担 |
公式FAQでは、割引消化額が設定予算の90%に達すると一時停止すると案内されています。「予算額まで必ず使い切る」とは考えず、管理画面を確認してください。非公開で配布した案内も、停止後は配布・掲載を見直します。
STEP4:対象商品と表示内容を選ぶ
対象商品を選択し、除外したい商品が混ざっていないか確認します。商品説明やキャンペーン画像も、実際に割引される内容に合わせます。カテゴリ単位や在庫全体を対象にする場合は、想定外の商品まで対象にならないかを確認しましょう。

STEP5:期間を確認し、プレビューして開始する
開始・終了日時と表示タイムゾーンを確認します。割引率、予算、対象商品、公開範囲を読み直し、内容が正しければLaunch couponで開始します。即時開始を選んだ場合は、そのまま有効になる点に注意してください。

現在の手順の出典:eBay公式:Creating coupons。旧操作画像の出典:eBay Japan:クーポン解説。
購入者へ送る・印刷する方法
過去の購入者には、Seller Hub → Ordersの対象注文から「Send coupon」を利用できます。商品に同封するなら「Print coupon」で印刷内容を確認します。表示される対象やメニューはアカウント・注文によって異なる場合があります。


Buyer groupsで条件に合う購入者へ案内する方法もあります。詳しくはBuyer groupsの使い方へ。Send Offerにクーポンを添える機能もありますが、同じ注文でオファー価格とクーポンを二重に適用できる意味ではありません。
他の割引と併用できる?利益計算の注意点
| 組み合わせ | 公式案内に基づく扱い |
|---|---|
| クーポン+Sale event | 併用できるため、割引後の金額を確認 |
| クーポン+Shipping discount | 併用できる |
| クーポン+Order discount/Volume pricing | 重ねて適用されず、購入者に有利な割引が適用 |
| クーポン+Best Offer/Offer to buyers | オファーが優先され、クーポンは適用できない |
出典:eBay公式:クーポンと他の割引の併用。購入者向けのeBay独自キャンペーンは別条件の場合があるため、実際の利用条件を優先します。

この例では100ドルが81ドルになります。単純に「クーポン分の10ドルだけ下がる」と考えると、利益を読み違えます。販売額から仕入れ、送料、手数料、広告費、為替・送金費用を引いて確認してください。
変更・一時停止と、効果の確認
Marketing → Discountsで該当クーポンを探し、Actionsから変更・一時停止などの操作を選びます。Couponを選んでいるかを確認してください。別種類の割引を操作しないようにします。
公開済みの条件はすべて自由に編集できるとは限りません。割引率などが変更できない場合は、既存キャンペーンの停止を確認してから、作成し直す方法を検討します。配布済みコードの有効期限と案内内容にも気を配りましょう。
効果は売上だけでなく、利用件数・割引総額・残った利益をセットで確認します。まず1週間など期間を決め、対象商品と割引率を同時に変えすぎないと、何が効いたかを判断しやすくなります。
クーポンが使えないときの確認とFAQ
- 期限前・期限切れ・一時停止になっていないか。
- 選んだ商品が対象で、最低購入額・個数の条件を満たしているか。
- 1人あたりの回数や最大割引額、全体予算の条件に達していないか。
- Best Offer等の価格が適用されていないか。
- コード・購入サイト・対象地域などの条件が一致しているか。
使えない理由を「転送会社だから」と決めつけず、表示されたエラーと利用条件を確認します。原因が分からない場合は、個人情報を伏せたエラー内容を用意してサポートに相談してください。
良い評価のお礼にクーポンを渡してもいい?
ポジティブ評価と引き換えの割引は避けてください。評価の内容・変更を条件にクーポンを渡すと、評価操作に当たるおそれがあります。再購入の案内と評価依頼は切り離します。出典:eBay公式:Feedback manipulation policy。
クレームがあったらクーポンだけで対応できる?
返品・返金など必要な対応を先に行います。次回のクーポンは、現在の取引の解決の代わりにはなりません。返品リクエストへの対応も確認してください。
まずは利益が残る少数の商品で試そう
クーポンは、対象・予算・期限を決めて使うと管理しやすくなります。交渉で売りたい場合はBest Offer、興味を持った購入者に価格を提案する場合はSend Offerと使い分けましょう。

