
セラーレベルがBelow Standardになりました。何から直せばよいでしょうか?

最初に対象地域と原因になった取引を確認しましょう。割合だけで判断せず、件数・購入者数・評価期間も見ることが大切です。
Below Standard(ビロウ・スタンダード)は、eBayの最低販売基準を満たしていない状態です。この記事では、米国プログラムの基準を中心に、確認画面、未解決案件への対応、再審査、回復に向けた進め方を解説します。
この記事は2026年9月12日に公式情報を確認して更新しました。画面例の数値・日付は、現在のアカウント状況や設定すべき値を示すものではありません。
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Below Standardとは?評価とアカウントへの影響
セラーレベルにはTop Rated・Above Standard・Below Standardがあります。星やポジティブ評価の割合とは別の仕組みで、出品者として取引を適切に完了できているかが見られます。
| 起こりうる影響 | 押さえておきたい点 |
|---|---|
| 検索・販売 | 検索結果で不利になる、販売上限が下がるなどの可能性 |
| 広告 | Promoted Listingsの新規作成・編集が制限される |
| 資金 | 注文の資金が保留される可能性 |
| 手数料 | 評価翌月から追加の落札手数料が適用される場合がある |
| 返品時の保護 | 使用・損傷して戻った商品の返金額からの控除が利用できなくなる |
| 長期化 | ストアプランの降格や関連アカウントも含む販売制限の可能性 |
日本向け公式案内では、Below Standard評価の翌月の落札手数料は6パーセントポイント加算とされています。仮に対象の率が13%なら19%という考え方で、「通常の手数料額が1.06倍」という意味ではありません。実際の対象・率は販売サイトの料金表と請求明細で確認してください。
また、上表の「返金額からの控除」は、購入者と合意する通常の一部返金とは別の制度です。詳細は一部返金・全額返金の記事で整理しています。
参考:eBay Japan:セラーレベルの影響・評価の仕組み
Below Standardの判定基準|割合だけで決まらない
以下はeBay.comの米国プログラムの最低基準です。ほかの地域では対象や条件が異なるため、自分のSeller Dashboardに表示される地域・基準も必ず照合しましょう。
| 指標 | 米国の最低基準・判定の注意 |
|---|---|
| Transaction defect rate(取引欠陥率) | 2%以下。超過した場合も、この指標によるBelow Standard判定には5人以上の異なる購入者に関連する欠陥という条件がある |
| Cases closed without seller resolution(セラー未解決ケース) | 評価期間中の2件または全取引の0.3%のうち、多い方まで許容される |
| Late shipment rate(発送遅延率) | この率が高いことだけではBelow Standardにならない。Top Ratedの要件とは区別する |
参考:eBay公式:Seller standards policy
Defectになる取引と、返品リクエストの違い
代表的な原因は、在庫切れなど出品者都合の注文キャンセルと、eBayが介入し出品者に責任があるとして終了した未解決ケースです。返品が開かれた、返品を受け付けた、返金した、という事実だけで必ずDefectになるわけではありません。
未解決ケースは取引欠陥率の原因にも含まれますが、独立した基準でも判定されます。「購入者が4人以下だから絶対に大丈夫」とは言えません。未解決ケースの件数・率も別に確認してください。
件数を入れて考えると分かりやすい
| 仮の例 | 読み取り方 |
|---|---|
| 100取引のうち未解決ケースが2件 | 2%でも2件の許容条件内。ただし他の指標・規約違反は別 |
| 100取引のうち未解決ケースが3件 | 2件も0.3%も超えており、この基準を満たさない |
| 1,000取引のうち未解決ケースが3件 | 0.3%なので、この基準内 |
| 100取引中3件の在庫切れキャンセル、購入者は3人 | 率は3%。米国の購入者数条件も見る必要がある。放置せず再発を防ぐ |

「0.31%以上ならすぐ降格」という説明だけでは足りないのですね。

はい。件数の条件もあるからです。自分の画面で原因の項目と対象取引を確認してから対処しましょう。
Seller levelの確認方法|地域・期間・取引を調べる
STEP1:Seller Dashboardを開く
Seller HubのPerformance → Seller level、またはSeller Dashboardを開きます。米国・英国などの地域選択欄があるため、1地域だけ見て終わらないようにしましょう。

STEP2:現在の評価と次回予測を見比べる
Current seller levelが現在の評価、If we evaluated you todayが現時点のデータによる予測です。予測が改善していても、現在の評価や制限がすでに解除されたとは限りません。次の評価日も記録しましょう。

STEP3:悪化している指標を開く
Transaction defect rateとCases closed without seller resolutionをそれぞれ確認します。詳細を展開して、対象注文・理由・日付・評価期間を控えます。実際の注文履歴や問い合わせ履歴と突き合わせてください。


STEP4:Transaction periodと月別内訳を確認する
日本向け公式説明では、各地域の直近3か月の取引数が400件以上なら主な品質指標は3か月、400件未満なら12か月で評価されます。実際のTransaction periodに表示される開始日・終了日を確認するのが確実です。取引数・売上高や追跡の指標では期間が別なので、すべて同じ期間と考えないでください。


See monthly breakdownを開くと、月ごとの取引数などを確認できます。下の公式画面は見方の例です。画像の件数を自分のアカウントに当てはめず、対象地域のデータで判断しましょう。

Below Standardになったときの対応手順

① 未対応の返品・商品未着・注文を整理する
最優先は、今ある問題を増やさないことです。未発送注文、返品リクエスト、商品未着、eBayからの通知を確認し、画面に表示される期限順に対応します。返信だけで必要な処理が完了するとは限らないので、ラベル提供・返金など、案件に応じた操作まで確認してください。
個別の流れは返品リクエストへの対応と商品未着(INR)への対応にまとめています。
② 誤判定や保護対象なら、証拠を添えて再審査を依頼する
「消してほしい」と繰り返すより、対象注文・判定理由・根拠を整理しましょう。追跡に期限内の引受記録がある、配達予定までに届いている、eBayが認める保護対象の事情があるなど、状況に応じて証拠を提出します。削除が認められるかはeBayの基準によります。
| 用意する情報 | 例 |
|---|---|
| 対象 | 注文番号・商品番号・ケース番号 |
| 日時 | 支払日、発送期限、引受スキャン、配達日 |
| 理由 | どの判定がどの記録と一致しないか |
| 証拠 | 追跡記録、eBay内のメッセージ、配送会社の回答 |
未解決ケースの判定への異議申立ては、公式ポリシーでは判定から30日以内です。Defect・遅延の削除申請には別の条件もあるため、案件の画面と公式案内を確認してください。連絡先はeBayの問い合わせ窓口一覧で確認できます。
③ 在庫管理・発送・説明を直して正常な販売を続ける
原因が在庫切れなら、実在庫と出品数量を照合し、他店で売れた商品の補充・取り下げを徹底します。商品が見つからない、破損していた、といった保管上の問題も見直しましょう。
配送の問題なら、現実に守れるハンドリングタイムと配送サービスを設定し、配送会社への引渡しと追跡反映まで確認します。商品説明は傷や付属品不足を購入前に伝えます。在庫数の一括変更、CPaSSの発送手順も活用してください。
④ 次回の評価と制限解除を確認する
率が下がる要因には、新たな正常取引、対象期間から古い取引が外れること、認められたDefectの削除などがあります。毎月20日の評価と通知を確認し、回復を見込めても販売上限や手数料がいつ戻るかは個別に確かめましょう。
回復を急いでも避けたい対応
- 在庫切れなのに購入者都合とするなど、事実と異なるキャンセル理由を選ぶ
- 評価操作を目的に、不自然な低価格取引や関係者との取引を作る
- 制限を逃れるために別アカウントを作る
- 「12か月放置すれば必ず回復する」と考え、通知やケースを無視する
取引数が増えると率が下がる場合はありますが、追加取引で問題が起きれば逆効果です。利益と発送能力の範囲内で、通常の購入需要に応える販売を続けてください。
Below Standardでよくある質問
ネガティブ評価が付くと、必ずBelow Standardになりますか?
同じ制度ではありません。購入者評価の内容を確認するとともに、Seller levelの対象指標と注文の記録を確認しましょう。
返品を受け付けるとDefectになるのですか?
返品を受け付けたことだけで一律に付くわけではありません。返品理由の集計、取引欠陥、eBay介入後の未解決ケースは分けて確認します。
何件販売すれば回復しますか?
地域、評価期間、Defect件数、未解決ケース、購入者数によって違います。現在の母数だけで必要件数を計算しても、次回評価では期間が変わる場合があります。単純な「あと何件」で回復を保証することはできません。
原因の取引を確認し、再発を止めることから始めよう
Below Standardへの対応は、現在の案件を処理し、地域・期間・原因を把握することから始まります。根拠のある誤判定は期限内に再審査を依頼し、在庫と発送の運用を整えて次回評価を確認しましょう。
eBay輸出の始め方や講座について相談したい方は、シュンの公式LINEをご利用ください。



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