
eBayで商品を探したいのですが、Product Researchの数字を見ても、何を仕入れればよいのか分かりません…。

まずは「過去に売れた商品を探す → 同じ条件か比べる → 送料と手数料を引いて利益を確かめる」という順番で進めましょう。この記事では、画面の開き方から1商品の仕入れ判断までを一緒に確認します!
eBay Product Research(プロダクトリサーチ/旧テラピーク)は、eBayの販売履歴を調べる無料のリサーチツールです。出品されている価格だけでなく、実際に売れた商品の情報から仕入れ候補を探せます。
この記事は、eBay輸出を始めたばかりの方や、月利0〜10万円の段階でリサーチの基本を整理したい方に向けたガイドです。使い方を10ステップで解説し、最後に利益計算の例と、よくある疑問をまとめました。
eBay輸出の始め方や講座について、公式LINEで確認できます。
内容確認日:2026年9月11日。操作説明には既存記事で使っていた2025年の画面例を掲載しています。メニューの位置・表示名は現在の画面と異なる場合があります。画像内の商品価格・販売数・為替などは当時の表示であり、現在の相場や仕入れ推奨を示すものではありません。
Product Researchとは?旧テラピークとの違い・料金
以前は「Terapeak Product Research」と呼ばれていた機能で、現在の名称が「Product Research」です。Seller Hubを利用できるセラーは無料で使え、最大3年分の販売データや、Best Offerで値引きが成立した実際の販売価格も確認できます。通常の販売済み検索より詳しく調べられる点が特徴です。出典:eBay公式のProduct Research案内。
Product Researchを使うためだけに、有料ストアを契約する必要はありません。別機能の「Sourcing insights」は利用条件が異なるので、同じResearchメニューにあっても区別してください。無料利用の案内:eBay公式:Seller Hub利用者への無料提供。
| 最初に見る情報 | 分かること | 判断するときの注意 |
|---|---|---|
| 販売履歴・販売価格 | どんな商品が、いくらで売れたか | 型番・状態・付属品が同じか確かめる |
| 販売数 | 指定期間内の販売の動き | 自分も同じ数を売れるという意味ではない |
| 商品価格と送料 | 購入時の金額の傾向 | 自分の国際送料や利益額とは別に考える |

「売れた履歴がある=仕入れて大丈夫」ではありません。過去の実績を入口にして、今の競合と自分の費用を照らし合わせるところまでがリサーチです。
リサーチを始める前に用意するもの
用意するのは、Seller Hubを使えるeBayアカウント、調べたい商品名・型番、国内の仕入れ候補、利益を計算する表です。最初は自分が状態を判断しやすいジャンルを1つ選びましょう。
たとえばカメラなら「メーカー・型番・本体のみかレンズ付きか・動作状態」、楽器なら「型番・付属品・調整や修理の必要性」まで確認します。名前が似ているだけの商品を同じ相場として扱わないことが大切です。

eBay Product Researchの使い方【画像で10ステップ】
STEP1:Seller HubのResearchから開く
販売に使うアカウントでログインし、Seller Hubの上部メニューからResearch → Product researchを選びます。

Seller Hub自体を初めて使う方は、Seller Hubの開き方と基本画面の使い方を先に確認してください。この記事ではパソコンのブラウザ画面を使って解説します。
STEP2:キーワードと調査期間を入力する
検索窓に商品名や型番を入力し、調べる期間を選択します。候補が決まっていなければ「YAMAHA」のようなメーカー名から探し、気になる商品が見つかったら「YAMAHA YTR-135」のように型番まで絞ると比較しやすくなります。

練習ではまず30日間で確認し、件数が少なければ90日間などに広げてみましょう。季節商品は前年の同じ時期も参考にします。期間を広げるほど今とは相場が異なる取引も入りやすいため、長い期間の平均だけで売価を決めないことがポイントです。
STEP3:More filtersで出品者の所在地を絞る
日本に所在するセラーの販売例を見たいときは、More filtersを開きます。

Seller locationsでJapanを選択し、Applyを押します。これは出品者の所在地を絞る条件です。「日本人」という国籍の条件ではなく、商品の発送元まで保証するものでもありません。配送元は商品ページで別に確認しましょう。

この絞り込みは必須ではありません。販売先の市場全体を見たい場合は所在地の条件を外し、日本のセラーに絞った場合と比較してみてください。対象のeBayサイトや通貨も記録しておくと、後で数字を混同しにくくなります。
STEP4:商品状態・出品形式・価格帯をそろえる
次に、比較したい商品の状態や販売形式を設定します。画像ではUsed・Fixed Price・100〜300 USDなどを使っていますが、これは操作例です。自分が扱う商品に合わせて変えてください。

| 条件 | 選び方のポイント |
|---|---|
| Category(カテゴリー) | 楽器本体と部品など、別の商品の混入を減らす |
| Condition(状態) | 新品・中古・部品取りを分ける。Usedでも傷や動作状態は個別に確認 |
| Format(形式) | Fixed Price(固定価格)とAuction(オークション)を必要に応じて分ける |
| Price(価格帯) | 予算に合わせた候補探しに使う。狭くしすぎると安値の販売例を見落とす |
条件を固定したまま別ジャンルを検索すると、必要な商品が消えることがあります。検索を切り替えるたびに、残っている条件を確認しましょう。なお、初心者なら必ず中古品がよい、特定の価格帯なら出品制限を避けられる、という一律の基準はありません。検品できる商品か、資金に無理がないかを優先してください。
STEP5:結果一覧で仕入れ候補を探す
検索を実行し、結果一覧まで下に進みます。まずは自分が型番や状態を判断できそうな商品を1つ選びます。メーカー名だけで調べた一覧には種類の違う商品が混ざるので、その平均価格を特定モデルの相場として使わないようにしましょう。

候補を選んだら、その型番で再検索して比較対象をそろえます。状態・付属品・送料まで近い販売例が複数見つかるかを確認してください。結果が少ないときの対処法は、後半のFAQでも説明します。
STEP6:Total soldと商品詳細を確認する
Total soldは販売数を確認する項目です。画像の「12」は当時の検索期間・該当行の集計であり、その型番の市場全体の販売数や、これから自分が売れる個数を表しているわけではありません。


30日間で何個売れていたら仕入れてよいですか?

「何個以上ならOK」と一律には決められません。同じ型番でも、動作確認済みとジャンク、本体だけとセット品では別の条件です。まず販売履歴の中身を見てみましょう。
商品タイトルを開ける場合は、型番、写真、説明、付属品、状態、送料を確認します。タイトルだけで分からない部分は、仕入れ判断の前に埋めるべき情報としてメモしてください。

平均販売価格は、セット内容や状態の異なる商品が混ざっていないかを確認してから使います。確認した商品名・条件・価格・送料・調査日を残し、次の国内仕入れ候補と並べて比較しましょう。
STEP7:国内の仕入れ候補を同じ条件で探す
型番が分かったら、国内のフリマサイト、オークション、店舗などで同じ商品を探します。最安値だけでなく、動作状態・付属品・傷・国内送料まで含めて比較してください。

eBayの販売例が整備済みなのに、国内の商品が動作未確認なら、そのまま同じ売価を当てはめることはできません。修理費や検品の手間も考え、状態を確認できない候補は見送る判断をしましょう。
STEP8:現在の競合を商品代と送料の合計で比較する
過去に売れた価格を確認したら、eBayの通常検索などで今出品されている同じ条件の商品も調べます。調査する配送先をそろえ、商品代と送料の合計、発送元、納期、状態、付属品を比較します。

最安値より下げれば必ず売れるわけではありません。安い競合だけがジャンク品、海外発送、付属品なしなら、比較条件が違います。反対に、同じ条件で安い在庫が多ければ、過去の高い販売価格を期待しすぎないことが大切です。
STEP9:梱包後の重量・サイズから送料を見積もる
国際送料は、箱・緩衝材・付属品まで含めた梱包後の重量とサイズを基に確認します。検索結果に出た商品の重量だけを利益計算表へ入れると、送料を少なく見積もってしまいます。
| 仕入れ前 | 入手・梱包後 |
|---|---|
| メーカー仕様や仕入れ先の情報で本体・付属品の重量と寸法を調べる | 箱に入れた状態で実際の重量と外寸を測る |
| 箱と緩衝材を含めた寸法・重量を見積もる。不明なら仕入れ先に確認する | 発送先と利用サービスを指定して送料を再計算する |
| 送料が想定より増えても利益が残るか確認する | 出品の送料設定と、実際の発送費用に差がないか確認する |
大きくて軽い荷物は、実重量ではなく容積重量(箱の寸法から算出する重量)で料金が決まる場合があります。たとえばFedExでは実重量と容積重量の大きい方が適用されます。利用するサービスの見積もりで、発送先・燃油サーチャージなどの追加費用も確認しましょう。参考:FedEx公式:梱包の手引き(PDF)。
STEP10:送料・手数料を引き、仕入れるか見送るか決める
最後に、販売価格と仕入れ値の差だけでなく、国際送料・国内送料・梱包費・販売費用を引きます。eBayの手数料はカテゴリーや契約・取引条件などで変わるため、自分に適用される料金で計算してください。参考:eBay Japan公式の料金案内。
利益が出ない場合は、この段階で仕入れを見送ります。まだ買っていない候補を見送ることと、購入済みの在庫を損切りすることは別です。「なぜ見送ったのか」も記録すると、次の候補を調べるときに役立ちます。
利益計算の具体例|売価と仕入れ値の差だけで決めない

3万円で売れて、1万8,000円で仕入れられるなら、1万2,000円の利益ですよね?

その差額から送料や手数料が引かれます。数字を入れてみると、思っていたより利益が小さいことがありますよ。
以下は計算方法を説明するための仮の例です。YTR-135の現在の相場や、特定カテゴリーの手数料率を示すものではありません。すべて円換算し、購入者から別途送料を受け取らないケースで考えます。
| 項目 | 仮の金額 |
|---|---|
| 販売による収入(手数料を引く前) | 30,000円 |
| 仕入れ代 | 18,000円 |
| 国内送料 | 500円 |
| 国際送料・配送の追加費用 | 4,500円 |
| 梱包資材 | 300円 |
| eBay手数料・広告・換金等の販売関連費用の合計 | 4,200円 |
| 費用合計 | 27,500円 |
| この取引の想定利益 | 2,500円 |
30,000 −(18,000 + 500 + 4,500 + 300 + 4,200) = 想定利益 2,500円
この例で送料が1,500円増えると、ほかの条件が同じなら想定利益は1,000円になります。値下げ、円高、返品対応が必要になった場合も考え、余裕が小さい候補を無理に仕入れないようにしましょう。
上の計算は取引単位の概算で、月額ツール代などの固定費や事業全体の税金を差し引いた最終利益ではありません。自分で負担する関税等があれば費用に追加し、換金費用を為替レートへ織り込む場合は、別の費用欄でも重ねて引かないようにします。購入者から送料を受け取る場合は収入に加え、実際の発送費を別に引いてください。
リサーチで失敗しやすい3つのポイント
| よくある判断 | 見直し方 |
|---|---|
| 平均価格が高いから仕入れる | 同じ型番・状態・付属品の販売例だけで比較する |
| 販売数が多いからすぐ売れるはず | 期間、競合、在庫の量、季節性も確認する |
| 過去の最安値や古い送料表を使い続ける | 調査日を記録し、仕入れる直前に価格と費用を確認し直す |
1回で大量の商品を見ようとするより、最初は1商品を最後の利益計算まで調べる練習がおすすめです。「何が不明で判断できないのか」が分かるだけでも、次に確認する内容が具体的になります。
ChatGPTで調査結果を整理するコピペ用プロンプト
自分で確認した販売履歴や仕入れ候補をChatGPTに渡し、比較表へ整理する作業を手伝ってもらえます。調査していない販売数や送料をAIに埋めてもらうと、誤った数字が混ざることがあります。事実を追加させず、不明点を洗い出す用途から使ってみましょう。
以下の情報だけを使い、eBayの商品比較表を作ってください。 不足情報は推測せず「未確認」と書いてください。 状態・付属品の違いと、仕入れ前の確認事項を挙げてください。 利益を計算する場合は式と前提を示し、販売を保証しないでください。 調査日/対象のeBayサイト/通貨/販売期間: 販売履歴:型番、状態、付属品、価格、送料、販売数 現在の競合:価格、送料、状態、付属品、配送元 国内仕入れ候補:商品代、国内送料、状態、付属品 発送見積もり:梱包後の重量・サイズ、発送先、送料 販売費用:手数料、広告費、換金費用など
購入者の氏名・住所・注文番号などは入力せず、計算結果は元データと照合してください。登録や基本操作から知りたい方は、ChatGPTの始め方・登録方法とeBay輸出での活用例をご覧ください。
Product Researchでよくある質問
Product Researchが見つからないときは?
販売に使うアカウントでSeller Hubにログインし、Researchメニューを確認します。Seller Hub自体が利用できない場合は、Seller Hubの利用条件と開き方も確認してください。メニュー名や位置は更新されるため、古い画像の位置だけで探さないようにしましょう。
検索結果が0件、または少なすぎるときは?
型番の表記を確認し、商品名に足した不要な言葉を減らしてみます。そのうえで期間、カテゴリー、価格帯、所在地の条件を1つずつ緩めてください。条件を広げて見つかった商品が、目的の型番や状態と同じかも確認します。
スマートフォンでも使えますか?
eBay公式アプリにもProduct Researchがあります。Selling内で該当項目を探してください。利用条件や表示機能はアプリとブラウザで異なる場合があります。初めての練習では、商品詳細や仕入れ候補を並べやすいパソコンがおすすめです。案内:eBay公式:モバイル版Product Research。
販売履歴の商品ページを開けないのはなぜですか?
古い出品や削除・非公開になったページは開けない場合があります。データが見つかることと、元の商品ページを閲覧できることは別です。詳細を確認できない履歴だけで状態を断定せず、ほかの比較例を探してください。
売れた数や平均価格の詳しい分析はどうすればよいですか?
この記事では候補探しから仕入れ判断までの手順を扱っています。指標の読み方をさらに調べたい方は、Product Researchで分析できる項目の解説へ進んでください。
フィルター、検索条件、閲覧できない出品についての公式情報:eBayヘルプ「Product research」(2026年9月11日確認)。
次は1商品を、販売履歴から利益計算まで調べてみよう
Product Researchを使う目的は、数字を眺めることではなく、販売履歴と自分の仕入れ条件を比較し、根拠を持って判断できるようになることです。まずは知っている商品を1つ選び、この記事の10ステップを順番に試してみてください。

利益が残らない候補は、理由をメモして次へ進んで大丈夫です。見送る判断も含めて練習すると、調べるべき条件が少しずつ分かってきますよ。
| 次に進めたいこと | 関連する記事 |
|---|---|
| リサーチの数字を詳しく読む | Product Researchの分析方法 |
| 候補を商品ページにまとめる | eBayの商品出品方法 |
| 文章作成や情報整理を効率化する | ChatGPTの始め方とeBay輸出での使い方 |
eBay輸出の進め方や講座について知りたい方は、シュンの公式LINEで情報を確認するからご覧いただけます。



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