
送れない国から注文が入ったら、どうしよう…。出品の説明に「発送できません」と書けば防げますか?

説明文だけで済ませず、eBayの配送先の除外設定を使いましょう。さらに入札・購入の段階でも制限したい場合は、Buyer requirementsも確認します。
発送除外国は、配送できない国・地域の住所で購入手続きされることを防ぐための設定です。この記事では日本から発送するセラー向けに、設定場所、国の選び方、既存出品への確認まで実画面で説明します。
最初にやること
利用する配送サービスで送れる国・商品・追加費用を調べる → 送れない場所を除外 → 出品への反映を確認。この順番で進めます。
掲載画像は説明用の設定例です。チェックされた国をそのまま真似するのではなく、自分の配送条件に置き換えてください。
どの国を除外する?「国名リストの丸写し」で決めない

初心者が絶対に除外すべき国のリストはありますか?

僕のおすすめは、使う配送会社で対応できる国から始めることです。トレカと電池入りカメラでも条件は違います。古い記事の一覧を全部コピーすると、送れる国まで除外することがあります。
配送サービスが休止・対象外
日本郵便、SpeedPAKなど、実際に使うサービスの最新の引受状況を確認。
商品が送れない
電池・液体・輸入規制など。同じ国でも、商品が変わると可否が変わる。
条件や費用を用意できない
私書箱への配達、必要な通関対応、補償などを確認。送料が高いだけなら地域別料金も検討。
「日本郵便で送れない」と「すべての配送会社で送れない」は同じではありません。ただし、代わりの方法を用意できないうちは、その商品を該当地域に販売しない設定にしておくと、売れた後に困りにくくなります。
日本郵便は国際郵便条件表と国・地域別の差出可否の両方を確認します。電池入り商品はリチウム電池の発送条件も合わせて見てください。
STEP1|Shipping preferencesから設定場所を確認する
Shipping preferences(配送の設定)を開き、「配送先の除外/Exclude shipping locations」の編集を押します。My eBayのアカウント設定からも開けます。

開いたのに、国を選ぶ一覧がありません。

Business policiesを利用していると、配送ポリシー側で設定してくださいという案内が出る場合があります。その場合は下の画像の「配送ポリシーを表示」へ進みましょう。

リンク先がうまく開かないときは、Business policies(取引ポリシー)を開き、Shippingを選びます。変更したい商品に使っている配送ポリシーを開いてください。
全商品を変える前に確認
同じ配送ポリシーを使う出品には、変更がまとめて影響する場合があります。電池入り商品だけ制限したいなら、通常商品とポリシーを分ける方が管理しやすくなります。
配送ポリシーを新しく作る場合は「Create policy → Shipping」。基本の送料・配送先・発送準備期間はシッピングポリシーの設定方法で確認できます。
STEP2|「除外する場所」を開き、地域を選ぶ
配送ポリシーの下部にある「希望の設定 → 除外する場所」を開きます。英語画面ではExcluded locationsなどの表記を探してください。下の画像が、地域を選ぶ画面です。

国内/Domestic
ebay.comでは米国内の区分。Alaska/Hawaii、APO/FPO、US Protectoratesなど。日本国内という意味ではない。
国際/International
Asia、Europeなどの地域から選ぶ。地域全体か、個別の国かを続けて確認。
私書箱/PO Box
国とは別の住所条件。利用する配送サービスが対応しているかで判断する。
この画像のAPO/FPOは操作例です。「全員チェック必須」という意味ではありません。APO/FPOは米軍関係の郵便住所、US Protectoratesは米国の属領等の区分です。自分の利用サービスで配達可能かを確認します。
一か国だけ除外したいなら「すべての国」を開く
地域にチェックすると、その地域全体が選ばれる場合があります。地域名にチェックを入れただけで終わらないのがポイントです。ここではAsiaを開く操作例を示します。

- 1. 地域内の一覧を開く
地域名の下の「すべての国」を押す。 - 2. 必要なら一度「消去」
一か国だけ選ぶ場合は、最初から付いている全選択を外す。 - 3. 国名を探してチェック
検索欄に国名を入れ、除外したい国だけにチェックする。

上の例では、操作方法を示すためにJapanだけを選んでいます。日本を除外することを一律におすすめするものではありません。国を選ぶと、検索表示が解除されて「選択済み」に移る場合があります。
国の一覧で「完了」を押して戻り、地域名の下が「Japanのみ」になっていることを確認します。「すべての国」のままなら、一か国だけの選択になっていません。

設定と利益を、一緒に整理しておこう
STEP3|ポリシーを保存し、既存出品への反映を確認する
地域の一覧でも「完了」を押し、配送ポリシー画面へ戻ります。除外する場所の表示を見直してから、ポリシー自体の「保存/Save」を押します。小窓の「完了」だけでは、ポリシーの保存まで済んでいません。

新しいポリシーを作って、デフォルトにすれば、昔の出品も全部変わりますか?

それだけで変わったと思い込まないでください。販売中の商品がどのポリシーを使っているかを確認します。新しいポリシーを作った場合は、対象出品に割り当てる作業も必要です。
- 1. 対象のポリシーを再び開く
保存後も、除外した場所が残っているか確認。 - 2. 販売中の商品を1件開く
Seller Hub → Listings → Activeから対象の編集画面へ。配送欄で適用ポリシーと除外場所を確認。 - 3. 商品ページの配送条件を確認
配送先を選べる画面で、発送対象と対象外の地域を確認。自分で購入テストはしない。 - 4. 同じ条件の商品へ広げる
対象ポリシーを使っていない出品を確認。必要なものに割り当て、代表商品でもう一度確認。
共有ポリシーを編集するときは、表示される対象件数や確認メッセージを読んでから確定します。入札中など編集が制限される出品は、エラーや反映結果も確認してください。
出典:eBay:Business policies(2026年9月23日確認)
STEP4|入札・購入も防ぐならBuyer requirementsを確認
配送除外は「その住所でチェックアウトできるか」の設定です。eBay公式は、Buyer requirementsを設定していない場合、除外地域の購入者が入札・購入に進む場合があると説明しています。
公式のSetting buyer requirementsを開き、本文のBuyer Managementから設定画面へ進みます。
- 「配送しない地域に配達先住所がある購入者」を制限する項目を確認する。
- 現在の出品にも適用したい場合は、Apply above settings to active and future listingsの適用範囲を確認する。
- 内容を確認してSubmitで保存する。その他の購入者制限は、必要性を見て別に判断する。
対象住所の制限と、特定の購入者をユーザー名でブロックする機能は別です。除外国の設定だけを理由に、無関係な購入者までまとめてブロックする必要はありません。
出典:eBay:配送除外とBuyer requirementsの違い(2026年9月23日確認)
除外したはずなのに注文が入るときの確認順
違うポリシーが適用されている
変更したポリシー名と、その商品の配送欄を照合する。
地域の選択・保存が途中
小窓の完了だけで終えていないか、保存後に再確認する。
購入者の所在地と届け先が違う
プロフィールの国ではなく、注文の配達先住所を確認する。
Buyer requirementsが未設定
除外住所へのチェックアウト制限と、入札・購入の制限を分けて確認する。
eBay International Shippingの例外
対象プログラムでは除外が上書きされる場合がある。日本からの直送に米国セラー向け手順をそのまま適用しない。

すでに送れない注文が入ってしまいました。設定を直せば注文も消えますか?

既存の注文は自動では消えません。まず注文先と配送の可否を再確認し、購入者に状況を説明します。発送できない場合は、事実に合う理由でキャンセル・返金を進めてください。
購入者が希望していないのに「Buyer asked to cancel」を選ぶなど、理由を作り替えないことが大切です。操作と理由の区別は注文キャンセルの方法を確認してください。
よくある質問
送料を未入力にすれば、その国を除外できますか?
未入力を除外の代わりにしないでください。料金表では標準送料が適用される場合もあります。送らない場所は除外設定で指定します。
出典:eBay:Shipping rate tables(2026年9月23日確認)
除外を増やすとSEOに有利ですか?
除外国を増やすだけで検索順位が上がると考えるものではありません。販売機会が減る面もあります。対応できない注文を防ぎ、実際に発送できる範囲で販売を続けるための設定です。
解除するタイミングは?
配送サービスの再開だけでなく、商品条件・送料・必要な通関対応まで確認してから解除します。解除後も対象出品に反映されたかを確認しましょう。
まずは、一つの配送ポリシーを確認しよう
今日は使っている配送サービスの対象国を確認し、代表商品の配送ポリシーを一つ点検するところから。地域の全選択、小窓の完了、ポリシーの保存、既存出品への反映。この4つを分けて確認すると、設定漏れを見つけやすくなります。
確認に使った公式情報・画像の出典
確認日:2026年9月23日。画面・発送条件は更新されるため、実際に利用する際の表示と案内も確認してください。


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