
発送するときに送料を払ったのに、あとから追加請求が来ました…。これ、二重請求ですか?

金額だけでは判断できません。箱の再計測で増えた送料なのか、関税なのか、別の手数料なのかを見れば、次に何を確認するかが分かります。CPaSSとeLogiの実画面で、一緒に見ていきましょう。
こんにちは、シュンです。海外発送の追加料金は、利益が減る原因のひとつです。「送料3,000円のつもりが、実際にはもっとかかった…」を繰り返さないために、この記事では請求の確認 → 原因の切り分け → 次の発送で防ぐところまで説明します。
2026年10月3日確認。画面は実際のサービスを撮影し、個人・商品・取引情報を伏せています。料金の仮例は説明用です。実際の適用額は、発送日・サービス・契約・配送先で確認してください。
まず結論|「何の料金が増えたか」を見よう
請求書の追跡番号と、自分が発送した荷物を照合。注文番号・請求書番号と取り違えない。
重量変更、燃油、遠隔地、関税など、合計ではなく内訳を読む。
梱包後の寸法・重量、見積もり、発送先、すでに払った金額を確認。
数値が合わないときは、資料を添えて請求元へ確認する。
ここだけ先に押さえよう
「合計請求額」と「今回の追加支払額」は同じとは限りません。
初回に払った分が合計に含まれていることもあります。まず初回決済・追加決済・支払済みの表示を見ましょう。
請求メールが届いたら、普段使っている公式サイトからログインして該当の明細を確認します。メールの金額だけを見て、すぐ支払う・放置するという判断はしないようにしましょう。
追加料金の主な原因は、この7つ
サーチャージは、基本運賃に加わる料金のことです。「サーチャージ」と書いてあるだけでは原因が分からないので、細かい項目名まで確認します。
| 明細に出る項目の例 | 何が起きた? | まず見るところ |
|---|---|---|
| 重量変更・運賃調整 | 入力した重さ・寸法と、配送会社が測った値が違った。 | 入力値と再計測値。商品だけでなく梱包後で比べる。 |
| 燃油サーチャージ Fuel surcharge | 燃料費に応じて運賃等に加算。料率や対象費用は変わる。 | 発送日に適用される料率と、見積もりに含まれていたか。 |
| 遠隔地・地域外配達料 Remote area / ODA | 届け先などが追加料金の対象地域だった。 | 国・郵便番号と、その配送会社の対象地域。 |
| 特別取扱・大型荷物 Additional handling / Oversize | 大きさ・重さ・外装の形や材質などが規定に該当。 | 梱包後の最長辺・他の辺・体積・重量・外装。 |
| 混雑時・需要期の割増 Demand / Peak surcharge | 対象期間・経路・荷物に追加料金が設定された。 | 請求日ではなく、適用条件に合う発送日・サービスか。 |
| 関税・輸入税・通関関連費用 | 通関で決まった税金や、立替・処理等の費用が請求された。 | 税金と手数料の内訳、申告内容、誰が負担する設定か。 |
| 住所訂正・返送など | 住所の修正、配送先変更、返送等が発生した。 | 配送会社の履歴と、実際に行われた処理。 |
重量の変更による送料差額は、厳密には運賃の再計算です。一方、燃油や遠隔地は追加の料金項目。送料が修正された結果、関連するサーチャージも変わることがあるため、両方を見ます。

燃油サーチャージって、送料とは別に必ず後払いなんですか?

いいえ。最初の見積もりや決済に含まれている場合もあります。「追加の料金項目がある」と「発送後に追加請求される」は別です。同じ費用を二重に足さないようにしましょう。
軽いのに高い?「実重量」と「容積重量」の違い
実重量は、はかりで量った重さ。容積重量は、箱が占める大きさを重さに置き換えたものです。クーリエでは、軽くても大きい箱だと送料が上がることがあります。
はかりで量った重さ
2.0 kg箱・緩衝材・商品を
全部合わせた重さ
箱の大きさから出す重さ
40 × 30 × 20 cm
4.8 kg40 × 30 × 20 ÷ 5,000
DHL Expressの計算例。0.5kg単位に切り上げると5.0kg。
たとえばDHL Expressで、梱包後の実重量が2kg、箱が40×30×20cmの場合。容積重量は4.8kgで、公式FAQの0.5kg単位への切り上げでは5kgになります。この例では、実重量2kgより大きい容積重量側で送料を考えます。

中身が軽いから、2kgで送料を見ていました…。箱の大きさも必要なんですね。

そうです。「商品だけの重さ」や「空箱に書かれたサイズ」ではなく、実際に梱包した荷物を測りましょう。封筒でも、ふくらみを無視しないことが大切です。
箱を小さくするときは、破損を防げる範囲で
実重量が2kgのままで、必要な緩衝材も確保できる場合の例です。安くするために保護材を抜きすぎるのは逆効果。破損・返品が起きれば、送料差額以上の負担になります。
この割る数や切り上げ方法を、SpeedPAK Economy・郵便・すべてのクーリエに一律で当てはめないでください。選んだサービスの計算方法・最低請求重量を使い、最終的には梱包後の数値を入れた見積もりと照合します。
eLogi|追加請求の明細を実画面で確認する
まずeLogiにログインします。以下はPC版の操作です。
STEP1.「発送済・追加料金一覧」を開く

左メニューの①発送済・追加料金一覧を開きます。「支払い待ち一覧」と間違えず、すでに発送した荷物の一覧へ進みましょう。
STEP2.「検索」を開き、追跡番号で荷物を探す

- 画像①「検索」を押して入力欄を開く注文が多い場合も、まず荷物を1件に絞ります。
- 画像②に発送時の追跡番号を入力Order IDや請求書IDとは別の番号です。発送時の控えで確認します。
- 画像③「検索」を押す表示された荷物が対象か、発送日や届け先も手元で照合します。
未対応の請求を探すときは「返金/追加料金対応待ちのみ」を使えます。すでに支払った請求を振り返るときは、チェックを外してください。
STEP3.「追加請求審査」「支払ステータス」を見て、詳細へ

画像③の2列を確認し、同じ行の④詳細を開きます。「更新待ち」を、追加請求がないことの確定表示だと思わないようにしましょう。表が見切れる場合は、画面の左右スクロールで項目を確認できます。
STEP4.初回決済・追加決済・変更理由を読む

| 画像の番号 | ここを見る | 分かること |
|---|---|---|
| ① 初回決済 | 最初に払った送料・サーチャージ等 | 当初の支払い。追加決済と分けて記録する。 |
| ② 追加決済 | あとから計上された項目・合計・支払状態 | 今回増えた費用と、すでに払っているか。 |
| ③ 請求重量の変更 | 変更前 → 変更後の重量 | 重量区分が変わったことによる送料差額の可能性。 |
| ④ サーチャージ | 追加決済側にある金額 | 送料差額とは別に増えた加算分。種類が分からなければ内訳を確認。 |

「請求重量が変更された」って、配送会社の測り間違いですか?

それだけでは分かりません。まず梱包後の実重量・外寸と比較します。容積重量や切り上げでも請求重量は変わるので、元の実重量だけを比べないのがポイントです。
領収書を残す場所
注文詳細の上部にある「初回請求の領収書をダウンロードする」「追加請求の領収書をダウンロードする」から、表示されている書類を保存します。ダウンロードは、新たに支払いを行うボタンではありません。
撮影した明細は、追加分がすでに支払われた例です。未払いの画面では表示や操作が異なることがあります。eLogiの画面には、追加料金の支払いが終わるまで新しいラベルを発行できない旨の案内もあるため、発送直前まで確認を後回しにしないようにしましょう。
送料で利益を削られないよう、値付けも見直そう

原因が分かったら、次から送料を少し高くすればいいですか?

一律に上げるより、自分の商品・箱・送り先で実際にかかる費用を見積もりへ戻す方が正確です。箱を見直せば防げる費用と、最初から価格に含める費用を分けましょう。
CPaSS|SpeedPAKの料金明細と関税を確認する
CPaSSから発送したeBay SpeedPAKの費用は、Orange ConnexのSpeedPAKセラーポータルで確認します。配送会社との直接契約で払った請求まで、すべてここに出るわけではありません。
STEP1.CPaSSから「SpeedPAKセラーポータルへ」

画像①設定 → ②配送業者設定 → Orange Connex欄の③SpeedPAKセラーポータルへを押します。外部サイトへ移動する確認が出たら、移動先がorangeconnex.comであることを確認して進みます。
「有効期限が切れています」と出るとき
古いポータルのタブだけを開き直すのではなく、ログイン済みのCPaSSの入口から、もう一度セラーポータルへ進みます。
STEP2.請求メニューの「各注文番号の料金明細」へ

左のメニューを下へスクロールして請求を探し、画像①各注文番号の料金明細を開きます。画像②請求書/関税・税は、この後に使います。
STEP3.期間と追跡番号で絞り、請求額を確認

- 画像① 作成時間の範囲を合わせる荷物を作成した日が含まれる期間にします。請求メールが来た日だけで絞ると見つからないことがあります。
- 画像② OrangeConnex追跡番号を入力するCPaSSの出荷情報で確認します。FedExやDHLの追跡番号とは別の場合があります。
- 画像③ 検索 → 画像④ 請求額・実支払額を確認する割引・還元も含めて見ます。請求額の全額が、今から払う追加料金とは限りません。
下の横スクロールを右へ動かすと、申告寸法・申告重量・修正後の梱包材サイズ・修正後の賃率適用重量などを確認できます。
「賃率適用重量」は、送料を計算する重さ
難しい名前ですが、送料の計算に使われた重量のことです。実重量そのものとは限りません。申告した値と修正後の値を見比べ、空欄だけを根拠に「再計測なし」と決めないようにします。
STEP4.「請求書の発行」と「関税・税」を分けて確認
メニューの請求書/関税・税へ移動します。まず請求書の発行タブでは、①タブ、②インボイス日付と検索、③ダウンロードの順に確認できます。

関税の請求を調べるときは、①関税・税タブへ切り替えます。②の条件は関税・税支払日です。注文作成日とは違うので、日付の種類も確かめてください。③から表示された書類・明細を保存できます。


DDPで送ったのに、関税が別の場所に出るんですか?

DDPは、基本的に売り手が輸入時の関税などを負担する条件です。最初に表示された送料だけで、あらゆる費用が確定するという意味ではありません。サービスごとの見積もり・精算方法と、すでに支払った分を照合しましょう。
関税・輸入税と、その立替や処理の手数料は分けます。商品価格、原産国、HS/HTSコード等の申告内容も確認し、税率を下げるために不正確な金額や品目を書くことはしないでください。
出典:Orange Connex:通関・関税に関する公式FAQ
設定や発送方法も確認したい方は、CPaSSの使い方、EU向けDDPの対応へ進んでください。
仮の数字で練習|合計と追加分を取り違えない
次は実際の取引金額ではなく、読み方の練習です。初回に送料等4,000円を払い、その後の明細に未精算の送料差額1,200円と関税等800円が載ったとします。
ただし、明細の「合計6,000円」に「初回4,000円」をもう一度足して10,000円にしないこと。また、2,000円が自動決済などですでに支払済みなら、再度払う金額ではありません。

追加料金のメールと請求書が両方来たら、2回分ですか?

同じ請求の通知と明細かもしれません。追跡番号・請求書番号・費用の内訳・決済履歴を照合して、別の請求かを確認しましょう。
発送前に防ぐ|写真と見積もりを4点残そう
商品やラベルを他人に公開するための写真ではなく、自分の確認用の記録です。問い合わせに添付するときも、必要な範囲に絞って使います。
箱の外側を、一番ふくらんだ場所で測る
「箱の内寸」「商品だけの大きさ」「仕入れサイトに書かれた重さ」では、発送時の数値になりません。テープや緩衝材を含めた完成形で測ります。測定単位はcmとkgを確認し、数値を小さく入力して送料を下げようとしないでください。
遠隔地は、国名だけで判断しない
同じアメリカ宛でも、郵便番号によって料金条件が変わります。注文を受けたら、実際の配送先の国・郵便番号で見積もり直すのが基本です。代表的な都市だけの見積もりで、全地域の利益を判断しないようにしましょう。
確認の順番は、①配送先の郵便番号を控える → ②利用するサービスで見積もる → ③Remote area/地域外配達等が含まれるか見る、です。FedExは公式の対象郵便番号一覧、UPSは料金ページの遠隔地リストも使えます。
大型品は「送れるサイズ」と「追加料金なしのサイズ」を分ける
送れる荷物でも、特別取扱料金の対象になることがあります。ギターや大きなオーディオ機器は、仕入れる前に梱包した後のサイズで確認しましょう。
FedExの小口貨物:寸法による特別取扱料金の確認例
公式の2026年7月版AHSガイドでは、最長辺121cm超、2番目の辺76cm超、長さ+胴回り(長さ+幅×2+高さ×2)が266cm超、体積169,901cm³超のいずれかが寸法基準。該当時は最低請求重量18kgにも注意が必要です。
たとえば長辺125cmの箱は、重さが軽くてもこの寸法基準にかかります。
IPE・IP・IE小口貨物の公式案内例。他サービス・契約に一律適用しないでください。重量・梱包・オーバーサイズの別基準もあります。
出典:FedEx公式AHSガイド:2026年7月版・小口貨物の適用条件
外装の形や材質で料金が変わる場合もあります。商品のケースにラベルを貼って送る前に、運送会社の梱包条件を確認してください。商品別の保護方法は海外発送の梱包ガイドで説明しています。
燃油・繁忙期・書類関連の費用も確認する
送料表の基本運賃だけを見て終わらせず、見積もりの合計と内訳を保存します。燃油や需要期の割増は変わるため、前月の請求からそのまま使い回さないようにしましょう。
またUPSの公式案内では、紙のコマーシャルインボイスのみで処理される場合や、通関情報の不足等によって追加費用が発生し得ると説明されています。商品説明・材質・原産国・必要書類を正確にそろえ、利用サービスの電子書類対応を確認することも予防策になります。適用条件や金額は契約先で照合してください。
請求が合わないとき|この5点をそろえて問い合わせる
「高いので返金してください」だけでは、どこを調べるかが伝わりません。何の項目が、どの記録と合わないのかを短くまとめます。
- 請求元を確認するeLogiの請求ならeLogi、SpeedPAKならOrange Connexへ。FedEx等との直接契約の請求なら、その請求書の窓口へ連絡します。
- 対象の荷物を特定する追跡番号、発送日、請求書番号を用意します。購入者IDは通常、料金調査の中心情報ではありません。
- 違いを1行で書く例:「入力した外寸と、請求に使われた外寸を照合したい」です。
- 証拠を添える梱包後の重量・寸法の写真、発送時の見積もり、追加請求の明細を添付します。
- 回答・支払期限・調査中の扱いを確認する確認依頼を送っただけで期限が延びるとは限りません。放置せず、期限前に相談します。
追跡番号:[番号]
発送日:[日付]
請求書番号:[番号]
確認したい項目:[請求重量変更/サーチャージ等]
発送時に入力した値は、梱包後の実重量[ ]kg、外寸[ ]×[ ]×[ ]cmです。
明細では[相違点]と表示されています。
以下をご確認いただけますでしょうか。
1. 配送会社の再計測値(実重量・外寸)と適用した請求重量
2. 追加された料金項目・計算根拠・適用条件
3. 訂正対象となる場合の手続きと、調査中の支払いの扱い
発送時の計測写真・見積もり・請求明細を添付します。
関税の問い合わせでは、上の重量・外寸の部分を申告価格・原産国・HS/HTSコード、確認したい税金/手数料に置き換えます。関税と運賃をまとめて「送料がおかしい」と伝えない方が、調べる対象を絞れます。

写真を送れば、追加料金は取り消してもらえますか?

写真は確認材料になりますが、取り消しが保証されるわけではありません。再計測や契約の条件に基づく正しい請求なら、その費用を今後の値付けに反映しましょう。
FedExとの直接契約の場合、公式FAQではBilling Onlineから請求額の調査を依頼する方法も案内されています。CPaSSやeLogi経由の請求では、まず契約先の窓口を使ってください。
海外発送の追加料金でよくある質問
「送料無料」で売ったら、追加料金を購入者に請求してよい?
送料無料は、購入者に表示する送料を0にする設定で、自分の配送費が無料になるわけではありません。自分の見積もり違いを理由に、発送の条件として後から追加送料を要求する運用は避けましょう。発生した費用の原因を確認し、次回の価格や配送設定を直します。
DDU・DAPで送れば、自分に関税等は絶対に来ない?
受取人払いで手配しても、受取拒否や未払い、返送などで荷送人に費用が生じる場合があります。「自分の負担はゼロ」と決めつけず、利用サービスの請求条件と配送先の販売ルールを確認します。
FedExとDHLとUPS、どこなら追加料金が安い?
箱・送り先・サービス・契約によって変わります。基本運賃だけで決めず、同じ梱包後サイズ・重量・郵便番号で見積もり、含まれる費用と別途精算される費用を比べましょう。選び方はeBay輸出の発送方法の比較へ。
支払った請求が明細に残っています。二重請求?
支払い済みでも履歴として残ります。支払ステータス・決済日・請求書番号を照合し、未払いの請求が別にあるかで判断します。同じ荷物の送料と関税が別明細になる場合もあるので、追跡番号が同じという理由だけで二重請求とは判断できません。
最後に|「発送時の記録」と「請求の内訳」をセットにしよう

まず明細を開いて、増えた項目を見ればいいんですね。次からは箱の写真も残します。

それで進めましょう。梱包後に測る → 内訳付きで見積もる → 発送後の請求と比べる。この流れを1件ずつ積み重ねると、送料の見積もりが現実に近づきます。
送料の把握ができたら、eBay利益管理の考え方で販売手数料・為替も含めた利益を確認し、シッピングポリシーの設定へ反映しましょう。

