
発送方法が多すぎて、どれを使えばいいのか分かりません…。

まずは安さ重視か、速さ重視か。次に送り先が米国・EUか、それ以外かで分けると、比較する候補を絞れます。この記事では、僕がおすすめする順番で説明します。
eBay輸出の発送方法は、すべてを同時に覚えなくて大丈夫です。エコノミーは国際エアパケットとCPaSSのSpeedPAK Economy、速達系は米国・EUならCPaSS、その他の地域ならeLogiから比較するのが、このブログの基本方針です。
ただし、これは最初に見積もる候補です。最終的には「その商品を送れる・到着予定に合う・必要なDDP等を満たす」便の中から、関税や追加料金まで含めて負担の少ないものを選びます。
情報確認:2026年9月23日。料金・取扱国・関税制度は変わります。記事のおすすめと、配送会社・eBayが定める利用条件を分けて記載しています。
結論|初心者は、この3パターンから選ぼう
① エコノミーで送りたい
国際エアパケット / SpeedPAK Economy
小さく軽い商品から比較。米国・EUはDDPや引受条件を先に確認。
② 米国・EUへ速く送りたい
CPaSSのSpeedPAKを第一候補
DDP対応を軸にFedEx・DHLの対象サービスを比較。
③ その他の地域へ速く送りたい
eLogiを第一候補
割引レートを活用し、FedEx・UPS・DHL等の利用可能な便を比較。
最後は「条件を満たす便の総額」で決める
同じ配送先・梱包後の重量と寸法・申告価格・関税負担の条件で見積もる → 追加料金を含める → 到着予定と補償も確認 → 安い便を選ぶ。第一候補より別の窓口が安く、条件も合えば、そちらを選んで構いません。
目次
- 結論|初心者は、この3パターンから選ぼう
- 最初に整理|CPaSS・eLogiとFedEx・DHL・UPSは役割が違う
- エコノミー|国際エアパケットとSpeedPAK Economyを比較する
- エクスペダイテッド|米国・EUはCPaSSから比較する
- その他の地域|eLogiの割引レートから比較する
- 送料だけで決めない|実際に払う総額で比較しよう
- 送料と関税を入れた利益を、出品前に確認しよう
- 実践|同じ荷物で見積もり、配送方法を決める5ステップ
- 商品別に考えると、こう選べば迷いにくい
- 選んだ便と、eBayのShipping Policyを一致させる
- よくある疑問|EMSや、今後の見直しはどうする?
- 今日やること|まず1商品で比較してみよう
- 公式情報と画像の出典
最初に整理|CPaSS・eLogiとFedEx・DHL・UPSは役割が違う

CPaSSとFedExって、別の配送会社ですか?

CPaSSやeLogiは、発送を手配するための窓口・ツールです。FedEx・DHL・UPSは実際に運ぶ配送会社。「どこで申し込むか」と「どの会社のどの便で運ぶか」を分けましょう。
| 手配する窓口 | 比較する主なサービス |
|---|---|
| 日本郵便 | 国際エアパケット、EMSなど |
| CPaSS(SpeedPAK) | SpeedPAK Economy、SpeedPAK – Ship via FedEx/DHLなど |
| eLogi | FedEx・UPS・DHLなど、見積画面に表示されるサービス |
たとえば同じFedExでも、CPaSS経由とeLogi経由では、適用される契約レート・追加手数料・請求条件が異なることがあります。会社名だけで「いつもここが一番安い」とは決めません。CPaSSでUPSを含む全社が選べる、という意味でもありません。
出典:eBay:CPaSSの対応サービス(2026年9月23日確認)
出典:eLogi:対応キャリアと割引レート(2026年9月23日確認)
エコノミー|国際エアパケットとSpeedPAK Economyを比較する

小さいトレカなら、何から調べればいいですか?

まずは梱包して重さを測り、エアパケットとSpeedPAK Economyを比べます。ただし送り先の国・販売額・DDPの要否によって、使える候補は変わります。
国際エアパケット
日本郵便の追跡付き小形包装物。2kgまで。普通の形の荷物は3辺合計90cm以内、最長辺60cm以内。引受可能な国と内容品で利用。
SpeedPAK Economy
CPaSSから手配する経済的な配送サービス。対象国・サイズ・重量・申告価格の条件内で利用。DDPが必要な米国・EU向けで先に確認したい候補。
国際エアパケットは旧「国際eパケットライト」です。トレカはスリーブ・硬質ホルダー・防水袋を使い、クッション封筒でコンパクトにするのが基本。箱を使わない場合も、封筒の最小サイズや折れ対策は守ります。商品別の梱包方法で確認できます。
出典:日本郵便:国際エアパケットのサイズ・料金(2026年9月23日確認)
補償も選ぶ条件に入れる
国際エアパケットには損害賠償がありません。高額品や、紛失時の負担が大きい商品は料金だけで選ばず、必要な補償・保険を付けられる便を比較します。SpeedPAKやeLogiも、使う便の補償上限・免責・追加保険を確認し、申告価格を書くだけで全額補償されるとは考えません。
出典:日本郵便:損害賠償の対象(2026年9月23日確認)
エアパケットの送料は、梱包後の重さで見る
| 重量 | 米国 | 欧州・カナダ・豪州等の第3地帯 |
|---|---|---|
| 100gまで | 1,200円 | 880円 |
| 500gまで | 2,040円 | 1,600円 |
| 1kgまで | 3,090円 | 2,500円 |
| 2kgまで | 5,190円 | 4,300円 |
日本郵便の基本郵便料金の抜粋(2026年9月23日確認)。関税・税金・外部サービスの手数料などは含みません。料金表に国があることと、現在その販売商品を引き受けられることは別です。

500gで1,600円なら、ヨーロッパはそれで決まりですか?

今はそれだけで決められません。EU向けには郵便の引受制限と、eBayのDDP要件があります。料金より先に、次の条件を確認しましょう。
米国・EUでは、安さを見る前に発送条件を確認
- 米国:郵便は関税の事前支払い等が必要
販売品を個人間のギフトとして送らないこと。日本郵便の指定する手続き・受付局・価格条件を満たし、Zonos等の関税処理費用も加えて比較します。 - EU:一部の国あてIOSS郵便は差出不可
2026年9月11日更新の日本郵便案内では、ドイツ・フランスなど9カ国向けのIOSS制度利用郵便は差し出せません。IOSS番号を削って回避するのではなく、対応する配送サービスへ切り替えます。 - DDPが必要なら、対応するSpeedPAK Economy等へ
2026年7月30日からEconomyの対象はEU27カ国へ拡大。従来の「ドイツだけ」という案内をそのまま使わず、現在の国別受付条件で見積もります。
出典:日本郵便:米国宛ての差出条件(2026年9月23日確認)
出典:日本郵便:EU向けIOSS郵便の制限(2026年9月23日確認)
出典:eBay:SpeedPAK Economyの対象地域(2026年9月23日確認)
SpeedPAK Economyの重量・寸法・申告価格上限は発送先と商品で確認してください。エアパケットの「2kgまで」をSpeedPAK Economyにそのまま当てはめません。どちらも条件外なら、速達系を含めて選び直します。
登録・発送の詳しい手順は、国際エアパケットの送り方とCPaSSでのラベル作成・発送手順へ。
エクスペダイテッド|米国・EUはCPaSSから比較する

早く送りたいときに、米国・EUでCPaSSをすすめる理由は?

SpeedPAKのDDP対応を軸に、関税処理も含めて発送を組み立てやすいからです。受け取り時の関税請求を巡るトラブルを減らすためにも、配送設定と実際の発送条件をそろえます。
DDPは「関税が無料」という意味ではない
関税・税金などを発送側で処理する方式です。セラーが負担する費用を、あらかじめ商品価格や送料へ織り込みます。eBayが徴収済みのVAT等と、別途発生する関税・立替手数料を混同しないようにします。
米国|DDPの条件と申告価格を確認する
まずCPaSSのFedEx・DHLで、商品と発送先に対応する速達サービスを比較します。SpeedPAKの公式案内では2,500米ドル未満はDDPのみ、2,500米ドル以上はDDP/DDUを選択可能とされています。高額品は通常の小口荷物と同じ感覚で決めず、申告・通関要件も確認します。
出典:eBay:米国向けSpeedPAKのDDP条件(2026年9月23日確認)
EU|10月1日からの変更を先に織り込む
2026年10月1日16時(日本時間)以降の対象取引
日本からEU27カ国へ発送する送料を除く商品価格150ユーロ以下の商品は、SpeedPAK以外も含め全配送方法でDDPが必要です。基準は発送日ではなく取引成立日。150ユーロ超は今回の義務化対象外です。
SpeedPAKの対象小口貨物では、これより前からDDP対応が必要です。EU向けは今からCPaSSを第一候補に見積もり、送料と商品説明をDDP条件に合わせておくと進めやすくなります。英国・スイス・ノルウェーなどはEU加盟国ではないため、EUと欧州全体をひとまとめにしません。
出典:eBay:EU向け取引のDDP必須化(2026年9月23日確認)
申告価格・原産国・HS/HTSコードが違えば、見積もりや通関も変わります。具体的な関税対応はDDP発送の解説、税番号はVAT・IOSSの確認方法へ。
その他の地域|eLogiの割引レートから比較する

カナダやオーストラリアへ速く送るなら?

僕ならまずeLogiの割引レートを調べます。費用を抑えられる候補としておすすめです。そのうえでCPaSSなども比較し、条件が同じなら総額が安い便を選びます。

出典:eLogi公式サイト(2026年9月23日撮影)(2026年9月23日確認)
eLogiではFedEx・UPS・DHL等の特別レートが案内されています。安さを期待して最初に見る窓口であり、全地域・全重量で最安という断定ではありません。郵便番号、箱の大きさ、サービス、燃料や遠隔地の追加料金で結果は変わります。
同じ会社でも便によって日数が異なります。たとえばFedExの複数サービスが表示されたら、会社名だけでなく便名・配達予定・利用条件まで比べてください。必要なDDPや保険等が選べない便は候補から外します。
その他の地域でも関税が不要になるわけではありません。売り先のルールと商品ページの約束に合わせ、関税を誰が負担するかを決めます。eLogiの登録・発送方法へ進めば、操作を確認できます。
送料だけで決めない|実際に払う総額で比較しよう

見積もりに3,000円と出たら、それが全部では?

表示額に何が含まれるかを見ます。運賃は安くても、追加料金を足すと逆転することがあります。DDP込みと、関税が別の見積もりも、そのまま比較しないでください。
① 基本運賃
配送先・サービス・梱包後の課金重量で変わる。
② 配送の追加料金
燃料、遠隔地、繁忙期、大型荷物、集荷・国内持込費用など。
③ 関税処理の費用
セラー負担の関税・税、立替・通関・処理手数料など。
④ 必要な付帯サービス
補償・保険、署名など。商品価値と販売条件に合わせる。
総額が逆転する例|これは説明用の仮の金額
| 費用 | 候補A | 候補B |
|---|---|---|
| 基本運賃 | 2,400円 | 2,700円 |
| 基本運賃に含まれない追加料金 | 900円 | 200円 |
| セラー負担の関税等 | 800円 | 800円 |
| 合計 | 4,100円 | 3,700円 |
同じ荷物・同じDDP条件・同程度の納期と補償を満たすなら、この例はBが400円安くなります。実際のCPaSS・eLogi・配送会社の料金を示した表ではありません。すでに見積もりに含まれる費用は二重に足さず、未確定の税金等は見積額として扱い、発送後に請求明細と照合します。
送料が100円安くても、必要な補償や署名が付けられないなら同条件ではありません。追跡があること、補償があること、eBayのセラー保護を受けられることは別です。高額品は署名確認の条件も先に確認します。
送料と関税を入れた利益を、出品前に確認しよう
実践|同じ荷物で見積もり、配送方法を決める5ステップ
- ① 梱包して重さ・3辺を測る
商品だけでなく、封筒・箱・緩衝材を含む完成状態で計量。大きい荷物は実重量より容積重量が高くなる場合があります。重量と容積重量の調べ方も確認。 - ② 比較条件をそろえる
発送国・配達先の郵便番号・発送予定日・外寸・重量・商品名・申告価格・原産国を同じ条件にします。DDPが必要なら、その条件も統一。 - ③ 第一候補の窓口で見積もる
経済便はエアパケット/SpeedPAK Economy。速達系は米国・EUならCPaSS、それ以外ならeLogiから。表示されないサービスは利用可能と決めつけない。

上の価格計算機では国だけでなく郵便番号も入力します。同じ国でも遠隔地等で費用が違うためです。公式画面にも「参考値」とあるとおり、計算結果がそのまま最終請求額とは限りません。ログイン後の適用レートと、含まれていない項目も照合します。
出典:eBay:認証後の料金表・価格計算の案内(2026年9月23日確認)
- ④ 使える便の総額を比較する
FedEx・DHL・UPS等の中から、その窓口で選べて条件を満たす便を比較。必要なら別窓口でも同じ条件を入力。比較のためだけに有料ラベルを発行する必要はありません。 - ⑤ 最終確認してラベルを作る
選択便・DDP/DDU・申告情報・追加料金・補償・集荷期限を確認し、発送を確定。追跡番号がeBayへ反映されたかまで確認します。

上はCPaSSの公式マニュアルにあるFedEx/DHLの選択画面例です。右側の「選択」から使用便を決めます。画像内の重量・寸法はマニュアルの例なので、自分の荷物の数値に置き換えてください。実際に表示される候補は発送条件で変わります。
出典:Orange Connex:CPaSS操作マニュアル(2026年9月23日確認)
ラベル作成から持ち込み・集荷までの詳細はCPaSSの発送手順、eLogiの使い方で確認できます。
商品別に考えると、こう選べば迷いにくい
単品トレカ・薄い小物
クッション封筒等で梱包して計量 → エコノミー2候補を比較。米国・EUはDDP対応と郵便の引受条件を先に確認。高額カードは補償・署名も重視。
小型ゲーム機・カメラ
重量だけでなく電池の種類・容量・装着状態を先に確認。送れるサービスの中で、エコノミーか速達系かを選ぶ。
ギター・シンセ・大型雑貨
梱包後の長辺・容積重量・大型料金が重要。米国・EUはCPaSS、他地域はeLogiから見積もり。安さのために保護を削らない。
急ぎのプレゼント・期日がある注文
エコノミーを価格だけで選ばず、余裕のある速達便を比較。通関や遅延もあるため、特定日の到着を根拠なく約束しない。
電池入り商品の具体的な可否は配送会社別リチウム電池の条件へ。梱包はトレカ・楽器・壊れ物の梱包方法へ。
選んだ便と、eBayのShipping Policyを一致させる

出品では速達を選んで、発送だけ安いエコノミーにしてもいい?

それはやめましょう。購入者は表示されたサービスや到着予定を見て買っています。実際に使う便に対応した配送設定にすることが大切です。
- SpeedPAKを指定して販売した注文は、実際にも対応するSpeedPAKで発送する。
- 「Economy」「Expedited」という文字だけで選ばず、実サービスとeBay公式の対応表を照合する。
- DDPにする場合、商品説明の「関税は購入者負担」といった矛盾する記載も直す。
- 商品価格や送料に必要費用をあらかじめ反映し、購入後に関税を追加請求して穴埋めしない。
eBay.comのDomestic shippingは、発送元が日本でも米国向け設定です。米国以外はInternational shippingで設定します。便の名前にEconomyが入るから、eBayのEconomy区分に必ず一致するわけではありません。
出典:eBay:実際の配送サービスとShipping Policyの対応(2026年9月23日確認)
実画面で見るShipping Policyの作成・適用方法から、出品への反映まで確認してください。
よくある疑問|EMSや、今後の見直しはどうする?

EMSは使わなくていいですか?

選択肢として残しておきます。今回は初心者が迷わないよう比較の入口を絞りましたが、発送先・重量・補償・受付条件でEMSが合う場合は比較して構いません。EMSの料金と条件も確認できます。

一度安い会社を見つけたら、ずっと同じで大丈夫?

おすすめは変わります。料金改定、燃料サーチャージ、関税ルール、取扱国、箱サイズの変化が見直しのきっかけです。同じ条件の荷物で比べ直しましょう。
見直すタイミングはこの3つ
① 初めての国・商品を扱うとき ② 料金・関税・受付条件の変更通知が来たとき ③ 実際の請求が見積もりより高かったとき。比較日と適用条件を残せば、古い「最安情報」に引っ張られにくくなります。
今日やること|まず1商品で比較してみよう
エコノミーはエアパケット/SpeedPAK Economy。速達系は米国・EUがCPaSS、その他がeLogi。この順で候補を絞り、使える配送会社・便の中から総額を比べます。
まず販売予定の商品を1つ梱包し、送り先を1カ国決めて見積もってみてください。重量と寸法、総額、DDPの条件が分かれば、「送料をいくらにして出品するか」まで進めます。
公式情報と画像の出典
- 日本郵便:国際エアパケット
- eBay:SpeedPAKサービスと最新対象地域
- eBay:EU向けDDP必須化(2026年10月1日から)
- 日本郵便:EU向けIOSS郵便の差出制限
- eLogi:対応キャリア・サービス
2026年9月23日確認。推奨順は本ブログの選び方です。料金順位・到着日・補償適用を保証するものではありません。サムネイルは生成イラスト、本文の画面画像は公式サイト・公式マニュアルの引用です。


[…] ではインボイスを使います。郵便ではCN22・CN23等の税関告知書を使う場合もあり、必要書類は発送方法・商品・国で異なります。まず便を決めたい方はエアパケット・CPaSS・eLogiの比較へ。 […]
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